2025年5月24日(土)より、STUDIO F+製作のインディーズ映画『香港來的Diana~香港から来たダイアナ』が、東京・池袋の「シネマ・ロサ」にて1週間限定で上映されることが決定した。本作は、2024年にアメリカ、オランダ、フランス、インドなど13ヵ国の映画祭に出品され、合計36の映画賞を受賞した話題作である。
本作は、わずか約50万円という低予算で、監督・脚本・撮影・編集のすべてを一人で担当するという異例の手法で完成された。3年の歳月をかけて制作された本作は、その圧倒的な独創性と社会的視点で高く評価されてきた。
主演には香港出身の女性Diana Satoが、相手役には日本の就職氷河期世代を象徴する人物としてTaku Nakamuraが起用されており、それぞれの実体験をベースに、香港と日本社会が抱える現実を鋭く描写している。
作品のキャッチコピーは「香港人と日本人ーそれぞれの現実(リアル)」。2019年から2020年にかけて起きた「香港民主化デモ」に着想を得て、一国二制度の崩壊という現代香港の激動と、日本国内の就職氷河期世代(ロスジェネ)の苦悩を交差させながら進行するドキュメンタリードラマである。
物語は、東京で暮らす香港出身の母親・佐藤ダイアナとその息子エイジの生活から始まる。副業で中国語会話教室を開くダイアナのもとに、将来に希望を見いだせない35歳の日本人男性・長安拓が参加。異文化交流を通じて、長安は外の世界に目を向けるようになっていくが、その裏でダイアナの故郷・香港では社会を揺るがす出来事が進行していた。
作品の上映は日本語および広東語によるもので、日本語・英語字幕が付く。上映フォーマットはDCP 2K Flat(Apple ProRes422 HQ)で、上映時間は池袋シネマ・ロサの公式サイトにて5月20日ごろ発表予定。
本作の詳細や予告映像などは、以下の公式サイトで確認できる。
【映画公式サイト】https://studiofplus.wixsite.com/studiofplus/diana-from-hongkong-jp
【劇場公式サイト】https://www.cinemarosa.net