家族を守るために放った銃弾が、平凡な男の過去を疑惑に染める――。インド映画界の気鋭ローケーシュ・カナガラージ監督が、ヴィジャイ主演で贈るクライム・アクション『レオ:ブラッディ・スウィート』(原題:LEO/配給:SPACEBOX)が、2025年6月20日(金)より全国公開されることが決定した。
本作は、『囚人ディリ』(2019年)、『ヴィクラム』(2022年)に続く、「ローケーシュ・シネマティック・ユニヴァース(LCU)」第3作にあたる。静かな町で発生した凶悪な強盗事件をきっかけに、カフェオーナーのパールティバンが強盗団を返り討ちにしたことで、彼の過去に闇の勢力の疑いの目が向けられるというスリリングな物語が展開される。
主演は、タミル語映画界を代表するスター、ヴィジャイ。彼の妻役には、『PS1 黄金の河』『PS2 大いなる船出』二部作(2022〜2023年)で注目を集めたトリシャー・クリシュナンが抜擢された。さらに、『K.G.F: Chapter 2』(2022年)のサンジャイ・ダットが、ヴィジャイ演じるパールティバンと瓜二つの男“レオ”を追うギャング役で出演し、豪華なマルチスターキャストが揃った。
監督を務めるローケーシュ・カナガラージは、クールかつスタイリッシュなアクション演出で知られるタミル語ニューウェーブの俊英である。本作『レオ:ブラッディ・スウィート』では、ダークで緊迫感あふれるアクションシーンをふんだんに盛り込み、物語に重厚な緊張感をもたらしている。
2023年10月に全世界で5000スクリーン以上で公開された本作は、世界興行収入60億6000万ルピー(約104億円)を記録。2023年公開のタミル語映画としては2位という高成績を収め、国際的にも大きな注目を集めた。
『マスター 先生が来る!』(2021年)の日本公開以後、国内でも人気上昇中のヴィジャイ。彼のキャリア史上最高傑作との呼び声高い『レオ:ブラッディ・スウィート』は、6月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国劇場にて順次公開予定。
作品情報
監督:ローケーシュ・カナガラージ
脚本:ローケーシュ・カナガラージ、ラトナ・クマール、ディーラジ・ヴァイディ
撮影:マノージ・パラマハムサー 音楽:アニルド 編集:フィローミン・ラージ
製作会社:セブンスクリーン・スタジオ
出演:ヴィジャイ、トリシャー・クリシュナン、サンジャイ・ダット、アルジュン・サルジャー
原題:LEO/2023年/インド/タミル語/R15+/161分
© Seven Screen Studio
配給:SPACEBOX
公式サイト:映画『レオ:ブラッディ・スウィート』公式サイト