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デヴ・パテル、時代劇リベンジ・アクションスリラー『The Peasant』を監督・主演へ――『ジョン・ウィック』製作陣と再タッグ


俳優・映画監督のデヴ・パテルが、新作映画『The Peasant(原題)』で脚本・監督・主演を務めることが明らかになった。製作は『ジョン・ウィック』シリーズを手掛けたThunder Road Picturesと、Fifth Seasonが担当する。

本作『The Peasant』は、怒りに燃える復讐劇を描くアクションスリラーであり、『ブレイブハート』や『ジョン・ウィック』、さらには『キング・アーサー』を彷彿とさせる作風になるという。舞台は14世紀、傭兵騎士団にコミュニティを蹂躙された羊飼いが、正体を隠しながら復讐のために立ち上がる物語が展開される。

もともとはイタリアを舞台に、教皇に関わる背景を持つ設定だったが、パテルの手によって色鮮やかで神秘的な中世インドへと置き換えられることになった。パテルは、マーベル・スタジオのドラマ『ミズ・マーベル』の脚本家ウィル・ダンとともに新たな脚本草案に取り組んでいる。

『The Peasant』は、2023年のブラックリスト(最も注目された未映画化脚本リスト)にも選出されており、すでに業界内で高い期待を集めている。製作陣は、本作をきっかけにシリーズ化を視野に入れているという。

Fifth Seasonは本作に出資・製作を行うだけでなく、『80 for Brady』『The Book Club』などのコメディ映画や、マイケル・ベイ監督作『アンビュランス』、デヴィッド・エアー監督作『A Working Man』といったアクション作品も手掛けてきた実績を持つ。今後はポール・ラッド主演のコメディ『Friendship』がA24配給で5月9日に公開予定である。

Thunder Road Picturesは、『ジョン・ウィック』シリーズの成功に加え、『ボーダーライン』シリーズでも知られるアクション映画の名門であり、5月にはジョシュ・ハートネット主演の新作『Fight or Flight』の公開も控えている。

デヴ・パテルにとっては、初監督作『モンキー・マン』に続く、二度目の長編監督作品となる。『モンキー・マン』では、近代インドを舞台に、母親を殺害した男に復讐するため、主人公がナイトクラブに潜入する物語が描かれた。ユニバーサル・ピクチャーズによって配給され、2024年に公開されている。

パテルは、最近では英国ドラマ『Rabbit Trap』に主演。現在はCAA、Curtis Brown、Sol22によりエージェント契約を結んでいる。脚本家のウィル・ダンは、VerveおよびThink Tankに所属している。