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読書猿、初の“薄い”読書術本を刊行へ 『ゼロからの読書教室』5月23日発売決定


ベストセラー『独学大全』の著者・読書猿が、自身の読書術をやさしく解き明かす初の“薄い”本『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』をNHK出版より2025年5月23日に刊行する。発売に先駆けて予約受付が開始され、試し読み記事も公開されている。

“読書が苦手”だった読書猿が、読書のハードルを下げる方法を指南

著者の読書猿は、これまで『独学大全』『アイデア大全』『問題解決大全』といった重厚な実用書を手がけてきた人物であるが、本作では一転して「読むのが遅い」「何を読んでいいかわからない」といった読書初心者の悩みに寄り添う軽やかな一冊に仕上がっている。判型は四六判、208ページで構成され、同氏にとって“最も薄い本”という位置づけだ。

「本は最初から最後まで読まなくていい」「理解できない部分があってもいい」など、読書に対する思い込みをほぐす視点が全編を貫いており、読書への苦手意識を克服するためのヒントが豊富に盛り込まれている。

全24回構成の“読書教室” 図書館活用から青空文庫まで

本書は「本となかよくなるために」と「出会いたい本に出会うために」という2部構成。第1部では「全部読まなくてもいい」「小説なんて読まなくていい」など、読書にまつわる誤解を解く12のレッスンが展開される。第2部では、図書館やレファレンスカウンター、百科事典、書誌、青空文庫といった具体的な情報源を活用するための実践的な知識を学ぶことができる。

また、人気イラストレーター・北澤平祐による親しみやすい挿絵が随所に収められ、読書初心者にも手に取りやすいデザインとなっている。

「読書が好きじゃなかった」著者自身の実体験が反映された一冊

巻末のあとがきでは、著者自身が「こんなペンネームなのに本を読むのは苦手だ」と告白している。本を開いても20分で集中が切れてしまうという実体験から、本書は“読書の天才”ではなく“読書に苦しんできた者”による、リアルな読書術ガイドとしての信頼性を担保している。

本作を推薦する文芸評論家・三宅香帆氏も、「読書猿さん、こんなにすべて教えてしまっていいんですか!?」とコメントを寄せており、読書術に関する新たなスタンダードとなる可能性を感じさせる。

書誌情報と購入リンク

  • 書名:『苦手な読書が好きになる! ゼロからの読書教室』

  • 著者:読書猿

  • 出版社:NHK出版

  • 発売日:2025年5月23日

  • 定価:1,760円(税込)

  • 判型:四六判・並製/208ページ(オール2C)

  • ISBN:978-4-14-081995-1

予約受付中:

試し読み記事も公開中:本は最初から最後まで読まなくてもいい!?