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ジョージ・クルーニー×アダム・サンドラー共演、ノア・バームバック最新作『Jay Kelly』が劇場&Netflix配信決定――秋の賞レースに照準


ノア・バームバック監督によるNetflixの新作映画『Jay Kelly(ジェイ・ケリー)』が、2025年11月14日に劇場公開され、12月5日よりNetflixにて配信開始されることが明らかになった。主演はジョージ・クルーニーとアダム・サンドラーという豪華キャストで、作品の初公開画像も併せて解禁された。

本作は、『マリッジ・ストーリー』(2019)や『ホワイト・ノイズ』(2022)など、これまでNetflixとタッグを組んできたバームバックにとって4作目の配信作品となる。劇場公開を経てからの配信スケジュールや秋の公開時期から、Netflixが本作を主要なアワード候補と見なしていることがうかがえる。

中年の危機を描く“自分探し”の物語か

『Jay Kelly』は、前作『ホワイト・ノイズ』のアポカリプティックな世界観から一転し、バームバックお得意の“中年の苦悩”へと回帰するコメディ作品と見られている。公開された公式あらすじは「誰もがジェイ・ケリーを知っているが、ジェイ・ケリー自身は自分を知らない」という一文のみで、詳細は依然ベールに包まれている。しかしながら、クルーニー演じる主人公ジェイ・ケリーと、サンドラー演じる長年の友人との関係性を軸に物語が展開することが示唆されている。

豪華キャストが集結、脚本にはエミリー・モーティマーも参加

出演者には、ジョージ・クルーニーとアダム・サンドラーに加え、ビリー・クラダップ、ローラ・ダーン、ライリー・キーオ、エミリー・モーティマー、パトリック・ウィルソン、ジム・ブロードベント、グレタ・ガーウィグら、多彩な顔ぶれが並ぶ。脚本はバームバックと俳優でもあるモーティマーが共同執筆しており、制作には『バービー』でも知られるエイミー・パスカルとデヴィッド・ヘイマンが名を連ねる。

映画祭出品とアカデミー賞への期待

『Jay Kelly』の秋公開というタイミングから、ヴェネツィア国際映画祭やトロント国際映画祭といった主要映画祭でのプレミア上映が見込まれている。バームバック作品はこれまでに『マリッジ・ストーリー』『ホワイト・ノイズ』がヴェネツィアで初上映されており、本作も同様のルートをたどる可能性が高い。

Netflixと映画祭の関係は微妙なバランスを保ちつつあるが、バームバックの作品は常にその中心で注目を浴びてきた。『Jay Kelly』が果たしてどのような評価を得るのか、今後の展開に期待が高まる。

ソース:Noah Baumbach’s ‘Jay Kelly’ Gets Release Date, First Image