2023年本屋大賞を受賞し、多くの読者に深い感動を与えた凪良ゆうの代表作『汝、星のごとく』が、2025年7月15日に講談社文庫より文庫化されることが決定した。文庫化に伴い、大型読者プレゼントキャンペーンも実施される予定で、注目が集まっている。
■ 本屋大賞2度目の受賞作が文庫化、累計100万部を突破
『汝、星のごとく』は、2023年に本屋大賞を受賞した作品であり、著者・凪良ゆうにとっては『流浪の月』に続く2度目の受賞となった。単行本の発売から3年の歳月を経て、読者待望の文庫版がついに登場。文庫化を機に、シリーズ累計発行部数は100万部を突破しており、その人気と影響力の大きさがうかがえる。
■ 文庫化記念のプレゼント企画も展開
文庫版の発売を記念して、作品の世界観にちなんだオリジナルグッズが抽選で当たる読者プレゼント企画が開催される。今治タオル製のハンカチやオリジナルマグボトル、図書カードなど、実用性とデザイン性を兼ね備えたアイテムが揃う。また、文庫カバーに使用される刺繍作家auroreによるアクセサリーも、1名限定の特別賞品として用意されている。
※プレゼントの内容や仕様は予告なく変更となる可能性あり。数量限定であり、抽選は景品がなくなり次第終了となる。
■ 物語のあらすじとテーマ
『汝、星のごとく』は、瀬戸内海の小さな島を舞台に、孤独を抱える高校生・暁海と、母親の奔放な恋愛に振り回されて転校してきた櫂の出会いから始まる。互いに心の欠落を埋めるように惹かれ合いながらも、すれ違いや葛藤を経て成長していく二人の姿が、切なくも力強く描かれる。恋愛、家族、人生の選択といったテーマを繊細に描写した本作は、単なる恋愛小説の枠にとどまらず、現代を生きるすべての人々の心に訴えかける普遍的な物語となっている。
■ 凪良ゆうの作家としての軌跡
京都市在住の作家・凪良ゆうは、2007年にデビューし、BLジャンルで多数のヒット作を生み出した。『美しい彼』シリーズは映像化もされ、一般文芸へと活動の幅を広げた後は、『神さまのビオトープ』『流浪の月』といった作品で文学的評価を確立。『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞したのち、本作で再び同賞を獲得した。
本作の文庫化にあわせて、凪良の原点ともいえる『神さまのビオトープ』『すみれ荘ファミリア』も新カバー版で再出荷予定となっており、著作全体への再注目の機運も高まっている。
【書誌情報】
-
書名:『汝、星のごとく』
-
著者:凪良ゆう
-
発行:講談社文庫
-
発売日:2025年7月15日予定
-
定価:税込990円
-
ISBN:9784065401880