コニカミノルタプラネタリウム株式会社は、2025年6月7日(土)から7月13日(日)にかけて、『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』および『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』の特別追加公演の実施を発表した。開催地は東京・有楽町のコニカミノルタプラネタリアTOKYO。両公演ともに当初から連日満席が続いており、今回の追加開催は多くの観客からの要望に応える形で決定された。
映画『紅の豚』の世界とアドリア海の星空がシンクロする音と光の旅
『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』は、久石譲が手がけた名曲の数々を生演奏で楽しめるプラネタリウムコンサートである。演奏を担当するのは、ピアノ、チェロ、コントラバス、サックスからなるカルテット「あめのした」。
本公演では、アドリア海の星空解説とともに、「アドリア海の青い空」「冒険旅行家の時代」「真紅の翼」といった名曲に加え、主題歌「さくらんぼの実る頃」やエンディングテーマ「時には昔の話を」など、情緒あふれる楽曲が約50分にわたり演奏される。

1992年に公開され*宮崎駿監督によるスタジオジブリのアニメーション映画『紅の豚』**は、大人向けの反戦寓話として知られ、戦争後のアドリア海を舞台に、豚の姿をした元飛行艇乗り・ポルコ・ロッソの孤独な生き様を描いている。こうした映画の背景と音楽が、満天の星とともに立体的に体験できる本コンサートは、まさに“ジブリの世界に没入する”新感覚のプログラムである。
※本公演では映画本編の映像は使用されない。音楽と星空演出のみで構成される。
宮沢賢治の幻想世界とクラシックの調べが交差する『星降る夜のクラシック』
もうひとつの公演『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』では、宮沢賢治の詩的世界とゆかりのクラシック音楽を、弦楽四重奏“KokonQuartet”が演奏する。演奏曲には、賢治自身が作曲した「星めぐりの歌」や、『銀河鉄道の夜』に通じるドヴォルザーク《新世界より》、さらにはベートーヴェン《運命》などが並ぶ。
プラネタリウムのドームに投影される星々と、宮沢賢治が生涯追い求めた宇宙と魂の調和が、音楽とともに描き出される。幻想と現実が交錯する空間の中で、文学とクラシックが融合する体験が待っている。
チケット情報と注意事項
両公演ともにオンラインチケットは2025年5月10日(土)10:00より販売開始。全席自由(整理番号順入場)で、予定枚数に達し次第終了となる。
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【宮沢賢治クラシック公演】https://ticket.tickebo.jp/sn/starrynightclassic_ip2
会場での当日券販売もあるが、オンラインで完売した場合は取り扱いがないため、早めの購入が推奨される。
※未就学児は入場不可。演出の都合によりアーティストが見えにくい席があるため注意が必要。
開催概要
『Planetarium Concert -アドリアの星空と映画「紅の豚」の音楽-』
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期間:2025年6月7日(土)~7月13日(日)
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時間:12時15分開演(開場12時)
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会場:コニカミノルタプラネタリアTOKYO(DOME1)
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チケット:オンライン4,400円、当日4,900円(各税込)
『Planetarium Concert -宮沢賢治と星降る夜のクラシック-』
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期間:同上
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時間:14時15分開演(開場14時)
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会場:同上
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チケット:オンライン4,400円、当日4,900円(各税込)
星空×音楽×文学の贅沢体験、再び
本イベントは、映像、音楽、文学を融合させた体験型の芸術公演であり、子どもだけでなく大人の感性に深く訴えかける内容となっている。『紅の豚』の音楽に包まれる静かな時間、宮沢賢治の世界に浸る幻想のひととき――それぞれがプラネタリウムという特別な空間で、記憶に残る体験を提供する。
星空の下で、心に響く音楽とともに過ごす50分間。今夏、有楽町でしか味わえないこの贅沢を、ぜひ体感してほしい。