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ペドロ・アルモドバルの軌跡に迫る新作ドキュメンタリーシリーズ『Pedro x Javis』、Movistar+で6月配信開始へ――ロス・ハビスがホストを務める三部構成


スペインを代表する映画監督ペドロ・アルモドバルの人生と創作活動を描いたドキュメンタリーシリーズ『Pedro x Javis』が、2025年6月にMovistar Plus+にて配信されることが明らかになった。全3話構成の本作は、ホストを務める映画監督ユニット「ロス・ハビス」ことハビエル・カルボとハビエル・アンブロッシによって企画・制作されている。

映画とテレビの境界を超えた新たなドキュメンタリー形式

『Pedro x Javis』は、アルモドバル監督とロス・ハビスの3人による濃密な対話を軸に展開。数日にわたる撮影のなかで、アルモドバル自身の創作過程や感情のこもった回想、これまで語られることのなかったエピソードなどが率直に語られている。アルモドバルは「少し話しすぎたかもしれない」とユーモアを交えて振り返っている。

さらに本シリーズでは、アルモドバル作品を彩ってきた名場面の再現や、楽曲を用いた演出も取り入れられており、従来のドキュメンタリーとは一線を画す構成となっている。音楽パフォーマンスにはアマイア、ナティ・ペルーソ、ギタリカデラフエンテ、ルス・カサル、アルベルト・プラ、ラウル・レフリー、アントニオ・バンデラスらが参加。視覚的にも強烈な印象を残す演出となっている。

豪華出演陣がアルモドバルの功績を称える

本作にはペネロペ・クルス、フリエタ・セラーノ、ロッシ・デ・パルマ、ビビアナ・フェルナンデス、ロレス・レオン、カルメン・マチ、ローラ・ドゥエニャス、レオノール・ワトリングといったアルモドバル作品の常連女優陣に加え、兄であり制作会社「エル・デセオ」の代表アグスティン・アルモドバル、プロデューサーのエステル・ガルシア、撮影監督ホセ・ルイス・アルカイネ、作曲家アルベルト・イグレシアスらが登場。彼らが語る証言は、アルモドバルの創作世界を多角的に浮かび上がらせている。

アルモドバルのテーマを貫く三部構成

本シリーズは「Amigas y madres(友と母)」「Ley y deseo(法と欲望)」「Muerte y cine(死と映画)」の3エピソードから成る。それぞれのタイトルは、アルモドバル作品に共通するテーマを象徴しており、彼の出自であるラ・マンチャ地方から国際的映画監督としての軌跡をたどる構成となっている。

映像美にも徹底したこだわり

ビジュアル面ではイグナシ・モンレアルがシリーズの世界観を構築。ポスターやクレジット、セットのデザインを担当し、実際の映画作品で使用された小道具や家具を取り入れることで、アルモドバル作品の世界に没入できる仕掛けとなっている。

制作陣には脚本のブレイス・エフェとパロマ・ランド、共同監督のギジェルモ・メンド、撮影監督のウリ・バルセロナ、編集のセリア・クエリャル、美術監督のレイラ・ロドリゲス、音楽監督のアレックス・デ・ルーカスらが名を連ねる。エグゼクティブ・プロデューサーはドミンゴ・コラル、ピラール・ロブラ、クストディオ・パストールが務める。

ロス・ハビスが語る本作への想い

本シリーズの完成にあたり、ロス・ハビスは「ペドロと過ごした時間はすべてが学びであり、名誉でもあった。彼は私たちにとって最大の影響を与えた監督であり、本作はその敬意を込めた特別なオマージュである」とコメント。「テレビと映画の両方を愛する私たちにとって、本作はその融合であり、夢が叶った瞬間だった」と述べている。

また、エグゼクティブ・プロデューサーでありMovistar+のフィクション・エンタメ部門前責任者であるドミンゴ・コラルは「ロス・ハビスはリアリティテレビと映画の言語を融合させた、新たなフォーマットを創り出した。これは現代最高の映画作家の一人であるペドロ・アルモドバルへの深い敬意に満ちた作品である」と評している。

ソース:Movistar+ Unveils Pedro Almodóvar Docuseries Hosted by Los Javis