米国の歌姫マライア・キャリーが、自身の代表作『The Emancipation of Mimi』(2005年)のリリース20周年を記念し、特別なリイシュー盤を2025年5月30日に発売することを発表した。SNS上での発信により、往年のファンはもちろん、新たなリスナーの関心も集めている。
SNSで“#Mimi20”の思い出を公開、「あの輝きをもう一度」
キャリーは5月8日、自身のInstagramなどを通じて「『The Emancipation of Mimi』の輝きをもう一度」とコメントし、当時の舞台裏やパフォーマンス写真、ミュージックビデオの撮影風景などをまとめた投稿を公開した。投稿には「#Mimi20」のハッシュタグが添えられ、バタフライとハートの絵文字も加えられている。
公開された写真には、シルバーのドレスをまといステージで熱唱する姿や、愛犬ジャック・ラッセル・テリアの“ジャック”と黄色いドレスで歩く姿、さらにはSnoop DoggとのMV『Say Something』撮影中の1コマなどが含まれていた。
リイシュー盤は40曲収録、Kaytranadaによるリミックスも収録
5月30日に発売される20周年記念盤には、全40曲が収録予定。その中には、キャリーが4月に先行リリースした『Don’t Forget About Us』のKaytranadaによるリミックスも含まれている。
キャリーは当時のインタビュー映像の中で、「このアルバムのすべての曲が、それぞれ異なる“ムード”を持ち、聴く人や聴くタイミングによって感じ方が変わる」と語っていた。続けて「誰かの人生を代弁してくれるような音楽を届けることができたと、多くのファンから聞いている」とコメントしている。
『The Emancipation of Mimi』とは?
2005年にリリースされた『The Emancipation of Mimi』は、マライア・キャリーの音楽キャリアにおいて重要な転機となった作品であり、全米アルバムチャート1位を記録。『We Belong Together』や『Shake It Off』といった大ヒット曲を含み、R&B/ポップミュージックの金字塔とも称される一作である。
20年という節目を迎えた今、キャリー自身がその時代の輝きを再確認し、現代の音楽シーンに改めて投げかけるメッセージ性は強い。5月30日のリイシュー盤発売に向け、世界中のファンの期待が高まっている。
ソース:Mariah Carey Continues Celebrating ‘Emancipation of Mimi’ Anniversary