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ケラリーノ・サンドロヴィッチ×緒川たまきのケムリ研究室最新作『ベイジルタウンの女神』東京公演が開幕 5月14日にライブ配信も決定


ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)と緒川たまきによる演劇ユニット「ケムリ研究室」の最新作『ベイジルタウンの女神』が、2025年5月9日に東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。本作は、2020年に旗揚げ公演として上演された同名作品の再演となり、新たなキャストと演出を加えた意欲作である。

貧民街を舞台に描かれるロマンティック・コメディと社会派風刺

舞台は大企業ロイド社が狙う再開発地区・ベイジルタウン。かつての使用人と再会した女性社長マーガレットが、土地を巡って「1カ月間無一文で暮らせれば譲る」という賭けに挑むストーリーが展開される。個性豊かな登場人物と共に、社会構造への皮肉を織り交ぜつつ、笑いと感動が交差する多幸感あふれる作品に仕上がっている。

演劇と映像の融合 カートゥーンアニメも駆使した斬新な演出

初演時にも好評だった役者によるダイナミックな場面転換に加え、今作ではキャラクターの個性を強調するカートゥーンアニメ映像を導入。舞台装置と映像が同期する演出により、演劇表現の新たな可能性を提示する総合芸術としての完成度を高めている。

豪華キャストによる掛け合いが最大の魅力

出演者には、緒川たまきをはじめ、古田新太、水野美紀、山内圭哉、坂東龍汰、藤間爽子ら実力派が名を連ねる。彼らの緻密な演技とKERAの巧みな台詞回しが絶妙に絡み合い、観客を物語の世界へと引き込む。

ライブ配信で劇場に来られないファンにも鑑賞機会を提供

5月14日には昼夜2回のライブ配信が実施される。昼の部(12:30~)は全景定点映像、夜の部(18:00~)は複数カメラによるスイッチング映像で構成され、終演後から5月21日までアーカイブ視聴も可能。チケットはPIA LIVE STREAMで販売され、価格は各回3,900円、昼夜セット券は5,900円。

【配信詳細】

  • ライブ配信:2025年5月14日(水)12:30(定点)、18:00(スイッチング)

  • アーカイブ配信:終演後~5月21日(水)23:59

  • チケット販売期間:5月13日(火)10:00〜5月21日(水)20:00

  • 購入リンク:https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2557290

各地で巡回公演も実施 東京の後は兵庫・久留米・豊橋・新潟へ

本公演は東京(〜5月18日)の後、兵庫(5月22日〜25日)、久留米(5月29日〜30日)、豊橋(6月6日〜8日)、新潟(6月14日〜15日)へと巡演予定。中止となった東京初日の振替公演はないが、注釈付席や立見席など追加チケットが販売中である。

当日券は各回開演1時間前より販売され、販売状況はケムリ研究室の公式Xアカウント(@cube_stage)で随時案内される。

ケラリーノ・サンドロヴィッチほか出演者コメントも到着

公演初日を迎えた喜びと意気込みについて、KERA、緒川たまきをはじめ古田新太、水野美紀らキャスト陣から多くのコメントが寄せられている。

KERAは「200本近く演出してきたが、今日は10本の指に入る忘れられない初日だった」と語り、緒川は「お客様の熱気が舞台を明るく照らしてくれた」と感謝の言葉を述べている。

公演情報まとめ

タイトル: ケムリ研究室 no.4『ベイジルタウンの女神』
作・演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演: 緒川たまき、古田新太、水野美紀、山内圭哉、坂東龍汰、藤間爽子 ほか
企画: ケムリ研究室(ケラリーノ・サンドロヴィッチ+緒川たまき)
製作: 株式会社キューブ
公式サイト: https://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/kemuri-no4

『ベイジルタウンの女神』は、演劇と映像を融合させた唯一無二の体験ができる舞台である。現代社会を映しつつも、優しさとユーモアに満ちた本作は、観客に笑顔と深い余韻を残すだろう。ライブ配信や地方公演を通じて、より多くの人々にこの舞台の魅力が届くことを期待したい。