株式会社ナツメ社(本社:東京都千代田区、代表取締役:田村正隆)は、健康志向の高まりと薬膳をテーマにしたTVドラマの影響を受け、書籍『新版 毎日使える薬膳&漢方の食材事典』の9刷重版を決定したと発表した。2022年11月の発売以来、家庭で手軽に薬膳を取り入れられる実用性が評価され、季節の変わり目である梅雨時期に向けて、体調管理ツールとして再び注目を集めている。

身近な食材229種+生薬40種の効能を網羅
本書は、しょうがやあずきなどの日常で使いやすい229種類の食材と、代表的な40種類の生薬について、性質・効能・食べ合わせのコツを写真付きで解説。野菜・果物・魚介類などをカテゴリー別に紹介し、「おすすめ食材」「もっととりたい食材」といった分類もなされている。効果的な食べ合わせは352例に及び、日々の献立づくりに直結する内容である。
季節・体調に合わせた薬膳レシピを多数掲載
第1章では「季節別」「体質別」「ライフステージ別」「悩み別」の観点から養生のコツを紹介。続く章では、肩こり・冷え・むくみ・アンチエイジングなどの悩みに応じた薬膳レシピが豊富に収録されており、読者の多様なニーズに応える構成となっている。

初心者にもやさしい薬膳の基本知識も解説
薬膳の基礎や生薬の扱い方についても、イラストを交えながら丁寧に解説されており、初心者にも理解しやすい内容である。薬膳の知識がなくても、食生活にスムーズに取り入れられる点が、幅広い層から支持される理由のひとつといえる。
著者は薬膳研究の第一人者・阪口珠未氏
著者の阪口珠未氏は、北京中医薬大学に国費留学し中医学を学んだ経歴を持つ薬膳の専門家。株式会社漢方キッチンを主宰し、薬膳スクールや薬店の運営を通じて、食と健康を結びつける実践的な知識を発信している。
書籍情報
書名:新版 毎日使える薬膳&漢方の食材事典
著者:阪口珠未(株式会社漢方キッチン代表)
発行:株式会社ナツメ社
価格:1,650円(税込)
仕様:A5判/288ページ/オールカラー
発売日:2022年11月15日
Amazonリンク:https://amzn.asia/d/aYL0K8M
薬膳への関心が高まる昨今、本書は「家庭でできる薬膳入門」としての価値を再認識させる1冊である。体調を崩しやすい梅雨シーズンの健康管理においても、強い味方となるだろう。