株式会社ポニーキャニオンは、カナダ発のショッキング・ドキュメンタリー映画『SATAN WANTS YOU』の邦題を『サタンがおまえを待っている』とし、2025年8月8日(金)より全国劇場公開すると発表した。公開劇場には新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷などが含まれる。
本作は、1980年代から90年代にかけて北米で実際に起こった「サタニック・パニック(悪魔的儀式虐待)」を追ったドキュメンタリーである。発端となったのは、ミシェル・スミスと精神科医ローレンス・パズダーの共著『ミシェル・リメンバーズ』。同書では、ミシェルが退行催眠療法によって思い出した幼少期の悪魔崇拝儀式体験が克明に描かれ、全米に衝撃を与えた。
その内容は「排泄物を食べさせられた」「胎児の手足の切断を目撃した」といった衝撃的な証言に満ちており、テレビ番組やワイドショーで大々的に取り上げられたことで、全国的なパニックへと発展。FBIやカトリック教会、果てはローマ教皇までもが対応を迫られる社会現象へと発展した。
監督はスティーヴ・J・アダムズとショーン・ホーラーのコンビ。テンポのよい演出で当時の混乱とその真相に迫っている。SXSW映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭、ホットドックスなど数々の映画祭で高評価を得ており、米レビューサイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコア95%フレッシュ(2025年5月14日時点)を獲得した。
本編では、ミシェル・スミスやローレンス・パズダーの親族をはじめ、FBI元捜査官ケン・ラニング、記憶科学の専門家ロフタス博士、サタン教会のブランチ・バートンらへのインタビューを敢行。さらに、サタン教会創設者アントン・ラヴェイなどのアーカイブ映像も収録されており、悪魔崇拝の実態に多角的に迫る構成となっている。

今回の発表に合わせて、ティザービジュアルとティザー映像、場面写真が一挙解禁。ティザービジュアルには、米国地図上に配置されたミシェルの肖像が描かれ、そこから広がる炎が当時の恐慌を象徴的に映し出す。さらに、映像内では退行催眠によって記憶を呼び戻すミシェルの叫びが収録されており、その恐怖が音声を通して伝わってくる。
ムビチケオンラインの販売も同時に開始され、購入者特典として海外版ビジュアルを用いた“悪魔的壁紙”とムビチケデジタルカードが配布される。価格は税込1,600円。
本作は、カルト的恐怖や群集心理の危険性を描きながら、現代社会に潜む分断や欲望の本質を鋭くえぐり出す。観客を戦慄の結末へ導く90分、今年の夏最注目のドキュメンタリー映画となることは間違いない。

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『サタンがおまえを待っている』公開情報
監督:スティーヴ・J・アダムズ、ショーン・ホーラー
出演:ミシェル・スミス(アーカイブ)、ローレンス・パズダー(アーカイブ)、アントン・ラヴェイ(アーカイブ)、ブランチ・バートン、ケン・ラニング、ロフタス博士 ほか
製作年:2023年|製作国:カナダ|言語:英語|上映時間:90分
配給:ポニーキャニオン|提供:キングレコード
字幕翻訳:大石千恵子
公開日:2025年8月8日(金)より全国順次公開
公式サイト:https://satan-matteru666.com/
公式X:@satanwants666
ムビチケ購入:https://ticket.moviewalker.jp/film/089806
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