ぴあ株式会社(代表取締役社長:矢内 廣)が運営するエンタメ情報メディア「ぴあ」(アプリ&WEB)は、映画のプロたちが選ぶ「月イチ!“ぴあテン”ランキング」の最新結果を発表した。2025年6月公開作品の中で「これからみたい映画」第1位に輝いたのは、歌舞伎の世界を描く話題作『国宝』である。

本ランキングは、映画評論家やライター、編集者など業界のプロフェッショナル26名が、翌月公開の映画の中から「観たい作品」ベスト3を投票し、ポイント制(1位=5pt、2位=3pt、3位=2pt)で集計されるものである。対象は、2025年6月1日から6月30日までに日本国内で劇場公開される作品に限定されており、映画祭上映や配信作品は含まれない。
6月のランキングで1位を獲得したのは、吉沢亮と横浜流星が女形で競演し、李相日監督がメガホンを取る日本映画『国宝』(6月6日公開)。35ポイントを集め、5カ月ぶりに日本映画が首位に返り咲いた。選者からは「女形で吉沢亮と横浜流星が競い合うというだけで興味が湧く」(伊藤さとり)、「歌舞伎の世界を李監督がどのように描くか楽しみ」(イソガイマサト)といったコメントが寄せられた。

第2位は、巨匠フランシス・フォード・コッポラが1億2000万ドルの私財を投じて完成させた叙事詩『メガロポリス』(6月20日公開/30pt)。「これが最後と思われるコッポラの大作」と期待する声がある一方で、「海外の評価を聞けば聞くほど観たくなる」(相馬学)など、賛否両論の注目作となっている。

第3位には、ブラッド・ピット主演のレーシング映画『F1/エフワン』(6月27日公開/27pt)がランクイン。『トップガン マーヴェリック』の製作チームによる迫力のレースシーンが期待されており、「キャストと製作陣の豪華さだけで観たくなる」(よしひろまさみち)との声が上がった。

以下、ランキング4位~10位の作品は以下の通り。
【2025年6月公開「これからみたい映画」ぴあテンランキング】
1位:『国宝』 (6月6日公開)35pt
2位:『メガロポリス』(6月20日公開)30pt
3位:『F1/エフワン』(6月27日公開)27pt
4位:『ルノワール』(6月20日公開)15pt
5位:『フロントライン』(6月13日公開)12pt
6位:『中山教頭の人生テスト』(6月20日公開)11pt
6位:『28年後…』(6月20日公開)11pt
8位:『MaXXXine マキシーン』(6月6日公開)10pt
9位:『アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓』(6月13日公開)8pt
9位:『JUNK WORLD』(6月13日公開)8pt
9位:『摩文仁 mabuni』(6月21日公開)8pt
また、今月は新型コロナウイルスのクルーズ船集団感染を描いた社会派ドラマ『フロントライン』や、A24が手がける大ヒットホラー3部作の完結編『MaXXXine マキシーン』、名作『28日後…』の続編『28年後…』など多彩なジャンルの注目作が並んだ。
選者26名による全コメントとランキングの詳細は、「ぴあ」アプリおよびWEBサイトで確認可能である。
【参考リンク】
ぴあ公式記事:https://lp.p.pia.jp/article/news/418822/index.html