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『リロ&スティッチ』が『トップガン マーヴェリック』超え メモリアルデー週末の歴代最高記録、4日間で1億7000万~1億8000万ドルの特大ヒット


米ウォルト・ディズニーとライドバックが製作した実写映画『リロ&スティッチ』が、全米メモリアルデー週末(5月最終月曜を含む連休)における歴代最高のオープニング記録を更新する見通しである。現地時間5月23日の速報によれば、同作は4日間で1億7000万〜1億8000万ドルの興行収入を達成する勢いであり、これまで最多だったパラマウントの『トップガン マーヴェリック』(1億6050万ドル)を上回る数字となっている。

公開初日の金曜日単独でも5600万~5900万ドルを記録し、『トップガン2』が保持していた同週末の金曜記録(5200万ドル)を超えた。『リロ&スティッチ』は全米4410館で公開され、木曜のプレビュー上映だけでも1450万ドルを売り上げた。これはディズニー作品として過去最高のメモリアルデー週末プレビュー収益であり、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』を超える結果となった。

ディズニーが2002年に公開したアニメ版『リロ&スティッチ』は、当時のオープニングが3520万ドルと控えめだったが、長年にわたってミレニアル世代に根強い人気を誇るホームエンタメ作品へと成長していた。今回の実写化は、そのファン層の期待に応えた形だ。監督は『マルセル 靴をはいた小さな貝』のディーン・フライシャー・キャンプで、批評家からはロッテン・トマトで72%のフレッシュ評価、観客からは93%という高評価を得ている。

一方、同週に公開された『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(第8作)は、上映時間2時間49分というシリーズ最長作ながら、初日で2500万ドル、3日間で6400万ドル、4日間で7800万ドルの興収を見込んでいる。IMAXを含む特別フォーマットでの上映が奏功しており、成人層を中心に安定した集客を見せている。

なお、その他の作品では『ファイナル・デスティネーション:ブラッドラインズ』が4日間で2600万ドル、『サンダーボルツ』(MCU作品)が1100万ドル、『シナーズ』(ワーナー作品)が1100万ドルと続いており、全体的に映画市場は活況を呈している。

『リロ&スティッチ』は、ディズニーがメモリアルデーに放つ実写映画としては『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年、1億3980万ドル)を超える規模となる可能性も高く、2025年最大のオープニング作品となる公算が大きい。