[PR]

映画界に歴史的変化 マンディ・ウォーカー氏がアメリカ撮影監督協会初の女性会長に就任


『エルビス』『ムーラン』など話題作を手がけた実力派撮影監督が新体制をリード

映画業界で新たな歴史が刻まれた。 マンディ・ウォーカー撮影監督が、名門アメリカ撮影監督協会(ASC)の第48代会長に選出され、同協会創設以来初の女性会長となることが発表された。

ウォーカー氏は『エルビス』『白雪姫』『ムーラン』『ドリーム』など数々のヒット作品を手がけてきた実力派撮影監督である。特に2023年のバズ・ラーマン監督作品『エルビス』では、ASC賞の長編映画部門で初の女性受賞者となり、アカデミー賞撮影賞にもノミネートされるという快挙を成し遂げている。

「包括的な業界づくりに貢献したい」新会長が抱負を語る

新会長就任にあたり、ウォーカー氏は「ASCの会長を務めることは大変な名誉であり、この地位に就く初の女性となることは、さらに大きな特権である」とコメントした。

同氏はさらに、「撮影監督同士が出会い、支援し合う包括的で刺激的な場を築いてきた協会を代表する責任を謙虚に受け止めている。撮影技術の芸術性と科学性を発展させてきた100年の伝統を誇りに思うとともに、組織の未来に胸を躍らせている」と抱負を述べた。

業界の多様性推進に向けた取り組みを継続

ウォーカー新会長は、映画制作現場での多様性向上にも積極的に取り組む姿勢を示している。「撮影監督たちが互いから学び合い、仲間の映画制作者からの支援を受けながら最高のキャリアを築けるよう支援していく。カメラの後ろ側での多様な人材登用の重要性について認識を高める取り組みを継続していく」と語った。

実力派メンバーで構成される新理事会体制

ASC理事会は現役会員による選挙で選出され、ナターシャ・ブライアー、アリス・ブルックス、ラッセル・カーペンター、リチャード・クルード、カール・ウォルター・リンデンラウブ、トミー・マドックス・アップショー、エリック・メッサーシュミット、M・デビッド・マレン、シンシア・プシェック、エイミー・ビンセントの各氏で構成される。

補欠理事にはクリス・チョミン、アーネスト・ディッカーソン、ポリー・モーガン、ウォーリー・フィスター各氏が選出されている。

映画業界における女性の地位向上と多様性推進の象徴的な出来事として、ウォーカー氏の会長就任は業界内外から大きな注目を集めている。

ソース: Mandy Walker Elected President of American Society of Cinematographers, Becomes First Woman to Lead Organization