配信大手のNetflixが、アルゼンチン発のコンテンツ拡充を加速させている。新作映画2本の製作決定、1本の配給権獲得、さらに既発表作品の撮影開始を同時に発表した。
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『エテルナウタ』成功を受けアルゼンチンコンテンツを強化
Netflixは5月25日、アルゼンチン製作の映画コンテンツを大幅に拡充することを明らかにした。現在も同プラットフォームの視聴ランキング上位に位置する『エテルナウタ』の成功を受け、同国発のオリジナルコンテンツへの投資を本格化させる。
今回発表された4作品のうち、新規製作が決定した2本は既に撮影が開始されている。
リカルド・ダリン主演『Lo dejamos acá』など新作2本が撮影開始
製作が決定した新作映画の1本目は『Lo dejamos acá』で、アルゼンチンを代表する俳優リカルド・ダリンとディエゴ・ペレッティが主演を務める。同作は既に撮影に入っており、Netflix独占配信が予定されている。
2本目の新作『El último gigante』には、オスカル・マルティネス、マティアス・マイヤー、イネス・エステベス、ルイス・ルケ、シルビア・クティカ、ヨイ・フランセラといった実力派キャストが集結。こちらも現在撮影が進行中である。
『Risa』の配給権を獲得、カンパネラ監督新作も撮影中
Netflixはさらに、ディエゴ・ペレッティ、ホアキン・フリエル、ラッパーのCazzu、エレナ・ロメロが出演する『Risa』の配給権も獲得した。同作は劇場公開後にNetflixで配信される予定だ。
また、以前から発表されていたファン・ホセ・カンパネラ監督の新作『Parque Lezama』も現在撮影が行われており、Netflix配信に向けて制作が順調に進んでいる。
南米市場でのコンテンツ戦略を強化
今回の一連の発表は、Netflixが南米市場、特にアルゼンチンのコンテンツ制作に本格的に力を入れていることを示している。『エテルナウタ』の国際的な成功により、同国発のオリジナルコンテンツの需要と品質の高さが改めて証明された形だ。
4作品すべての詳細な配信スケジュールについては、今後順次発表される予定である。