2016年から2025年まで10年間の選出作品を一覧可能、ライトノベル業界の歴史を振り返る特設サイトが公開
株式会社Days(本社:東京都中央区、代表取締役:川野純哉)が運営するライトノベル総合情報サイト「ラノベニュースオンライン」は、2025年5月28日、月間読者投票企画「ラノベニュースオンラインアワード(ラノオンアワード)」の10周年を記念した特設サイトを開設したと発表した。
目次
10年間の軌跡を一覧できる特設サイトが誕生
今回開設された「ラノベニュースオンラインアワード10周年記念特設サイト」では、2016年2月の開始から現在まで10年間にわたって選出されたライトノベル作品をすべて確認することができる。
特設サイトでは、「総合部門」「新作部門」「新作総合部門」「熱かった部門」「感動した部門」「笑った部門」「萌えた部門」の各部門で選出された作品を部門別、レーベル別、選出年月別など様々な視点で検索・閲覧が可能である。特に注目すべきは、いずれか四つの部門を獲得した「四冠作品」を一覧表示する機能で、読者から特に高い評価を得た作品を効率的に発見できる仕組みとなっている。
ライトノベル業界の課題解決を目指した企画
ラノベニュースオンラインアワードは、ライトノベル業界特有の課題解決を目的として2016年2月にスタートした。作品の発売から続刊決定または打ち切り決定までのスピードが極めて速いライトノベル業界において、刊行から約1ヶ月後に新たな注目機会を創出することを狙いとしている。
同企画は毎月刊行されるライトノベル作品の中から、読者投票により面白かった作品や心に残った作品を選出・発表することで、作品の話題を絶やさず継続的に盛り上げることを目的としている。新刊を購入し読んだ読者の熱い気持ちが冷めないうちに声を拾い上げ、より多くの人に届けていく仕組みを構築している。
四冠獲得作品の作家陣からお祝いコメントも
特設サイトでは、四冠獲得作品を手掛けた多くの作家からお祝いのコメントも掲載されている。これまでの10年間で読者の心を揺さぶった作品群と、まだ見ぬ読者との出会いの場としての活用が期待される。
また、2025年は10周年の節目の年であることから、現在も継続中の2025年刊行作品に対する投票結果も毎月特設サイトに反映される予定だ。2026年2月に予定されている「2025年12月刊の結果発表」まで、特設サイトと連動しながらライトノベル業界の盛り上げを継続していく方針である。
編集長が語る10年間の軌跡と今後の展望
ラノベニュースオンライン編集長の鈴木氏は、企画開始当時を振り返り「10年前、作品の継続は発売から数週間の初速ですべてが決まると言われていた。打ち切りまでのスピードがあまりにも早すぎるのではないかと感じ、市場から作品が消えるスピードと大きな注目を得られる機会が全く釣り合っていない状況に一石を投じたかった」と語っている。
同氏は「面白い作品に出会った時の読者の大きな熱量を形にすることで、作品と読者をより強固に結び付け、長く熱量を持続させることができるのではないか」という思いから企画をスタートさせたと説明。当初は賛否の声もあったが、10年継続できたことで「本企画を通して続刊できた」「ラノベニュースオンラインアワードの存在はありがたい」といった声をいただくまでに至ったと述べている。
10周年記念企画の詳細は順次発表予定
株式会社Daysでは、10周年にちなんだ追加企画の展開も予定しており、詳細については順次発表される予定である。ライトノベル読者投票企画として定着したラノベニュースオンラインアワードは、今後も面白い作品を毎月世に発信していく場所として継続していく方針だ。

関連リンク
- ラノベニュースオンラインアワード10周年記念特設サイト:https://lnoaward10th.ln-news.com
- ラノベニュースオンライン公式サイト:https://ln-news.com/
- 株式会社Days公式サイト:https://www.days365.co.jp/
本記事は2025年5月28日時点の情報に基づいて作成されています。