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アジア最大級の国際短編映画祭が27回目の開催、世界108カ国から4,592作品が応募
米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2025」(SSFF & ASIA)が5月28日、東京・品川のTAKANAWA GATEWAY CITYでレッドカーペットセレモニーとオープニングセレモニーを開催し、27回目の映画祭が華々しく開幕した。
今年のテーマは「creative active generative」。世界108の国と地域から4,592点の応募作品の中から選りすぐりの約250作品を、リアル会場とオンライングランドシアターで上映する。
豪華ゲストがレッドカーペットに集結
TAKANAWA GATEWAY CITY Gateway Parkで初めて開催されたレッドカーペットセレモニーには、加藤シゲアキ、西野七瀬、本郷奏多、吉田美月喜、香椎由宇、西垣匠、山﨑天らが登場。天候にも恵まれ、多くの観客が詰めかけた。
西野七瀬はフリンジが印象的なブラックドレスで登場し、満面の笑みで観客の声援に応えた。韓国のアーティスト、オ・マンソクはファンサービスも積極的に行い、会場を盛り上げた。
河瀨直美監督が新設TAKANAWA GATEWAY CITYアワード初受賞
オープニングセレモニーでは5つの賞の発表が行われ、新設のTAKANAWA GATEWAY CITYアワードの初受賞者に河瀨直美監督が選ばれた。大阪万博から駆けつけた河瀨監督は「映像は100年後、1000年後も残る。未来につなぐ何かをフィルムに焼き付けている」とコメントした。
加藤シゲアキが特別賞受賞「映画はチームで作るもの」
『MIRRORLIAR FILMS Season7』の功績により特別賞を受賞した加藤シゲアキは「映画はたった1人ではできず、多くの人の善意や努力が集まって作られるもの。このトロフィーは全員の思いの結晶」と感謝の気持ちを述べた。
同プロジェクトでテーマソングを手がけたスキマスイッチの大橋卓弥、常田真太郎も登壇し、地元愛知県東海市を舞台にした作品への思いを語った。
西野七瀬が初ショートフィルム出演「ホラーゲームっぽさが楽しかった」
『GEMSTONE Creative Label(TOHO)』の3作品から出演者が登壇。西野七瀬は『インフルエンサーゴースト』について「私も監督もホラーゲームが大好きなので、ホラーゲーム的な演出や雰囲気をすぐに理解できて楽しく撮影できた」と振り返った。
ショートフィルム初出演となった西野は「短い時間の中にしっかりとストーリーが詰まっていて、自分にとって新鮮で貴重な経験になった」と語った。
その他の受賞作品・受賞者
J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD
- 『ヴァーリャの冒険』(Atom & Void)ゴンチャロ・アルメイダ監督(ポルトガル)
話題賞
- 『変な声』クリープハイプ尾崎世界観脚本、阪元裕吾監督
BOOK SHORT AWARD
- 大賞:中西真理「雨恋」(脚本)
- 奨励賞:比護歩夢「迷信」(小説)
映画祭概要
開催期間
- オンライングランドシアター:4月24日〜6月30日
- 東京会場:5月29日〜6月11日(複数会場)
- アワードセレモニー:6月11日(LINE CUBE SHIBUYA)
チケット料金
- オンライン鑑賞パスポート:2,500円(国内)
- プログラム券:前売り1,500円、当日1,800円
- パスポート:7,000円
27回目を迎えるSSFF & ASIAは、新たなテクノロジーと創造性の融合をテーマに、次世代のクリエイターたちの登竜門としての役割を果たしている。映画祭は6月30日まで開催される。