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K-POPスーパースター リサの素顔に迫る新作ドキュメンタリー
世界的K-POPグループ「BLACKPINK」のメンバーとして知られ、現在はソロアーティストとしても活動するリサ(LISA)を主人公としたドキュメンタリー映画の制作が発表された。ソニーミュージックビジョンとスー・キム監督が手がける本作品は、リサの変革の年を追った渾身の作品となる。
スー・キム監督が1年間密着取材
本ドキュメンタリーを監督するスー・キム氏は、A24配給の「The Last of the Sea Women」でトロント国際映画祭にて注目を集めた実力派監督である。また、Apple TV+のドキュメンタリーシリーズ「K-Pop Idols」では製作総指揮を務めており、K-POP業界への深い理解を持つ。
キム監督はリサと1年間にわたって密着取材を行い、コンサート映像から家族との親密な時間まで、幅広いシーンを収録した。監督によると、リサとの初回ミーティングで、リサは自身のデビュー前の友人グループにすぐさまメッセージを送り、彼らにもドキュメンタリーへの参加を呼びかけたという。
リサのコメント:「特別な瞬間を映画で共有したい」
リサは今回のプロジェクトについて以下のようにコメントしている。
「今年は本当に素晴らしい年でした。これらの特別な瞬間を映画に収め、ファンの皆さんと共有できる機会をいただけて、とても幸運だと感じています。スー・キム監督と一緒に仕事をすることは本当に楽しく、世界中を一緒に回りました。これは、これから来る多くのエキサイティングなことの始まりに過ぎないと思います」

製作陣とディストリビューション体制
本作品はTremolo ProductionsがSalt Water Productions、LLOUD COと提携して製作している。プロデューサーにはTremolo Productionsのモーガン・ネヴィル氏とケイトリン・ロジャース氏、Salt Water Productionsのスー・キム監督とコートニー・クロケット氏が名を連ねる。
製作総指揮にはLLOUD COのアリス・カン氏とジュジョン・ジョー氏、RCAレコードのピーター・エッジ氏、ジョン・フレッケンスタイン氏、カミーユ・ヨリック氏、そしてソニーミュージックビジョンのトム・マッケイ氏、クリスタ・ウェゲナー氏、アビー・デイヴィス氏が参加している。
デビューソロアルバム「Alter Ego」との連動企画
このドキュメンタリーは、LLOUD CO./RCAから最近リリースされたリサのデビューソロアルバム「Alter Ego」のリリースと連動した企画でもある。BLACKPINKのメンバー全員がソロ活動に専念した1年を経て、グループは今年予定されている短期ツアーで再結集し、その後より本格的な再結成活動が予想されている。
女優デビュー「ザ・ホワイト・ロータス」も収録
ドキュメンタリーには、リサが女優デビューを果たした人気ドラマシリーズ「ザ・ホワイト・ロータス」最新シーズンでの活動も含まれる予定だ。予告編では、この演技活動についても触れられることが明かされている。
ソニーミュージックビジョンの戦略的プロジェクト
ソニーミュージックビジョンは近年、著名監督による高品質なドキュメンタリー作品を次々と手がけており、クエストラブ監督によるスライ・ストーンのドキュメンタリーや、リマスター版ピンク・フロイドのコンサート映画(同社の劇場公開作品として最高興行収入を記録)などの成功作品を生み出している。
リサのドキュメンタリー映画は、K-POPシーンの国際的スーパースターの知られざる側面を描く注目作品として期待が高まっている。公開日については今後の発表が待たれる。
ソース:K-Pop Superstar Lisa Set for Documentary From Director Sue Kim