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【速報】ジブリ名作「耳をすませば」30周年!多摩市で”奇跡の再集結”イベント、絶対見逃せない詳細が明らかに!


1995年公開のスタジオジブリ名作、舞台となった多摩市で特別イベント

多摩市は、1995年7月15日に公開されたスタジオジブリ映画「耳をすませば」の公開30周年を記念した特別上映会&トークショーを、2025年8月10日に関戸公民館ヴィータホールで開催すると発表した。入場は無料で、WEB申込による抽選制となっている。

同作品は柊あおいによる『りぼん』連載漫画を原作とし、近藤喜文の初監督作品として制作された。配給収入18.5億円を記録し、1995年の邦画では7位の成績を収めた名作である。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

豪華声優陣とスタッフが30年ぶりに集結

今回のイベントには、主人公・月島雫役で主題歌「カントリー・ロード」も歌った本名陽子をはじめ、野球部の杉村役を演じた中島義実、天沢聖司のバイオリン演奏モデルを務めたKao、音楽を担当した野見祐二、ピアニストの佐藤めぐみが出演する。

上映会は1日2回開催され、1回目は12時30分開場・16時終演、2回目は16時30分開場・20時終演となっている。各回の定員は180名で、参加申し込みは2025年6月5日から6月30日まで受け付ける。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

聖蹟桜ヶ丘は映画の「聖地」として30年間愛され続ける

映画「耳をすませば」の舞台は京王線聖蹟桜ヶ丘駅周辺で、劇中では「杉の宮駅」として登場する。公開から30年が経過した現在でも、年間約1万人のファンが聖地巡礼で訪れており、地域の重要な観光資源となっている。

特に有名なスポットには、雫が階段を駆け下りるシーンで知られる「いろは坂」、地球屋があった場所のモデルとなった「桜ヶ丘ロータリー」、杉村が雫に告白するシーンの舞台「金毘羅神社」などがある。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

地域一体となった「耳すま」愛の取り組み

聖蹟桜ヶ丘では、映画への愛を込めた様々な取り組みが継続されている。2010年に設置された「青春のポスト」は地球屋をモチーフとしたデザインで、夢や目標を記して投函できるファンの聖地となっている。

また、聖蹟桜ヶ丘駅の列車接近メロディーは主題歌「カントリー・ロード」が使用されており、ファンにとって特別な体験を提供している。地元商店の「ノア洋菓子店」では店内に映画のオブジェやポスターが飾られ、BGMには映画の音楽が流れるなど、地域全体で映画の世界観を大切に守り続けている。

© 1995 Aoi Hiiragi, Shueisha/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, NH

20年続く継続的なファンイベント

2005年から開始された「せいせきハートフルコンサート~耳をすませば~」は、本名陽子の参加によりほぼ年1回開催され、2025年1月12日には記念すべき第20回が行われた。この継続的な取り組みは、映画と地域の深い絆を物語っている。

多彩な関連イベントも同時開催

今回の30周年記念上映会に合わせて、複数の関連イベントも実施される。「『耳をすませば』の世界と『せいせき』の街 展」が6月27日から7月16日、9月25日から10月13日に京王聖蹟桜ヶ丘SC AB館で開催され、劇中シーンを思い起こさせる街の風景写真を展示する特別なパネル展が行われる。

「イバラードの世界『耳をすませば』井上直久展」は8月9日から11日まで関戸公民館7階ギャラリーで開催され、月島雫による空想シーンで登場したイバラードの世界を描いた井上直久氏の原画をはじめとした作品が展示される予定だ。

さらに、「『耳をすませば』の世界を歩く せいせきガイドツアー」が10月11日・12日に実施され、劇中のシーンを思い起こさせる聖蹟桜ヶ丘の場所を巡る特別なツアーが行われる。

地域文化財産としての価値

多摩市経済観光課では2015年度以降、聖蹟桜ヶ丘地区の賑わい創出を目的とした活性化事業に取り組んでおり、映画を活用した地域振興が継続されている。30年近く経った現在でも、駅の西口を歩くと映画の風景がそのまま残されており、映画の世界観を体験できる場所として愛され続けている。

申し込み方法

参加申し込みは専用フォームから行い、抽選結果の発表は申し込み締切後に順次行われる。今回の上映はDCP(デジタルシネマパッケージ)での上映となる。

主催は多摩市で、せいせき観光まちづくり会議と多摩市立聖ヶ丘中学校が協力している。この30周年記念イベントは、映画ファンにとって貴重な機会であると同時に、「耳をすませば」が単なる映画作品を超えて地域のアイデンティティの一部となり、住民・商店・行政が一体となって大切に守り続けている文化的財産であることを改めて示す機会となりそうだ。