ハリウッドの大物監督が手がける話題の続編プロジェクトにキャスト追加
デヴィッド・フィンチャー監督が手がけるNetflixの新作映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」続編に、エリザベス・デビッキとスコット・カーンの参加が決定したことが明らかになった。Variety誌が報じている。
オスカー俳優ブラッド・ピットも続投決定
同作品には、前作でアカデミー賞を受賞したブラッド・ピットが、禅の境地に達したスタントマン、クリフ・ブース役で再出演することが既に発表されている。脚本は前作の脚本・監督を務めたクエンティン・タランティーノが執筆している。
多くのタランティーノ・ファンやフィンチャー・ファンにとって、この「ワンス・アポン・ア・タイム」続編は夢のような企画と感じられているが、新たなキャスト陣の参加により、カリフォルニアでの夏季撮影開始に向けて本格的に動き出していることが示されている。
極秘プロジェクトの詳細は不明
プロジェクトの詳細は極秘とされているが、この企画はタランティーノが10作目(そして最後の作品とされる)「ザ・ムービー・クリティック」の制作を中止した後に浮上したものである。「ザ・ムービー・クリティック」では既に脚本が完成し、ブラッド・ピットが主演にキャスティングされていた。
1970年代を舞台とした同作品は、ポルノ雑誌の映画評論家を主人公とする物語であった。ピットはタランティーノの小説版で映画通として描かれた「ワンス・アポン・ア・タイム」のクリフ・ブース役のバリエーションを演じるとの噂もあったが、「ザ・ムービー・クリティック」の要素がどの程度今回の続編に反映されるかは不明である。
フィンチャー監督のNetflix3作目
タランティーノは脚本・監督として知られているが、トニー・スコット監督の「トゥルー・ロマンス」やロバート・ロドリゲス監督の「フロム・ダスク・ティル・ドーン」など、自身が監督しなかった脚本も手がけている。
フィンチャー監督にとって今回の作品は、アカデミー賞にノミネートされたハリウッド黄金時代を描いた「Mank マンク」、平日のブラックコメディー「ザ・キラー」に続く、Netflixでの3作目の長編映画となる。
注目キャスト陣の経歴
エリザベス・デビッキは、昨年夏に公開されたタイ・ウエスト監督のスラッシャー映画「MaXXXine」で20世紀中期のショービズ界を舞台とした作品に出演している。また、Netflixの「ザ・クラウン」でダイアナ妃を演じ、エミー賞を受賞している。
一方、スコット・カーンはスティーブン・ソダーバーグ監督の「オーシャンズ」シリーズでピットと共演した経験がある。現在はFoxの「Alert: Missing Persons Unit」に出演しており、シーズン3のフィナーレが先日放送されたばかりである。
ソース:‘Once Upon a Time in Hollywood’ Sequel Adds Elizabeth Debicki, Scott Caan