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『ナイブズ・アウト』シリーズ第3弾がNetflixで12月配信開始
Netflixは「Netflix Tudum 2025」にて、大ヒットミステリー映画『ナイブズ・アウト』シリーズの第3弾『Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery』を12月12日(金)に配信開始すると発表した。
ダニエル・クレイグがベノワ・ブラン探偵役で続投
本作では、前2作に続きダニエル・クレイグがベノワ・ブラン探偵役で出演する。新たなキャストとして、ジェレミー・レナー、ケイリー・スペイニー、アンドリュー・スコット、ミラ・クニス、トーマス・ヘイデン・チャーチ、グレン・クローズ、ジョシュ・ブローリン、ケリー・ワシントン、ジョシュ・オコナー、ダリル・マコーマックが参加する。
ライアン・ジョンソン監督「観客を最後まで騙し続ける」
脚本・監督を務めるライアン・ジョンソンは発表イベントで「これは我々が製作する3作目のベノワ・ブラン映画である。毎回心がけているのは、観客を最後まで推理させ続けることだ」と語った。
「観客が謎を解いたと思った瞬間に、予想もしない新たな展開を用意することが重要である。それこそが、これらの映画を特別なものにしている要素なのだ」とジョンソン監督は制作への意気込みを示した。
『ナイブズ・アウト』シリーズの興行成績と配信戦略
2019年にライオンズゲートから配給された第1作『ナイブズ・アウト』は、世界興行収入3億ドル超えの大ヒットを記録した。続編『グラス・オニオン/ナイブズ・アウト』はNetflixが製作を担当し、限定的な劇場公開(696館)で1週間のうちに1,500万ドルを稼いだ後、2022年12月23日からNetflix独占配信となった。
劇場公開への期待と配信サービスの戦略
ジョンソン監督は今月、ビジネス・インサイダー誌のインタビューで劇場公開の重要性について言及している。「人々が観たい映画を劇場で上映すれば、必ず観客は足を運ぶ。満席の劇場での体験は非常に重要であり、私はその体験をもっと世界に広めたいと考えている」と述べた。
一方、Netflix共同CEOのテッド・サランドスは昨年9月、ロンドンで開催されたロイヤル・テレビジョン・ソサエティの会議で、劇場公開について「一部の映画にとって劇場配給は十分とは言えない手段である」と発言している。
ダニエル・クレイグも劇場公開を希望
主演のダニエル・クレイグも前作よりも長期間の劇場公開を希望していることを明かした。「私が話すファンたちは皆、家族と一緒に映画館で観たいと言っている」とクレイグは語っている。
『Wake Up Dead Man』の作品性について
ジョンソン監督は1年前に投稿したSNSで、フーダニット(推理小説)ジャンルの「可変性」について言及していた。「カー(ジョン・ディクスン・カー)からクリスティ(アガサ・クリスティ)まで、推理小説には幅広いトーンのスペクトラムが存在する。その範囲を探求できることが、ベノワ・ブラン映画製作における最もエキサイティングな要素の一つである」と記している。
Netflix『Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery』は12月12日(金)より独占配信開始予定。