女優の森川葵(28)が、7月22日からスタートするフジテレビ火曜9時ドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」でゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演を務めることが3日、発表された。同ドラマは日本ではまだ制度として確立されていない”おとり捜査”をテーマにしたコンゲーム・エンタテインメント作品である。
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FBI帰りのエリート警視を熱演、毎話「七変化」にも注目
森川が演じるのは、警視庁の新設チーム「スティンガース(おとり捜査検証室)」のリーダー・二階堂民子役。警察庁のエリートとしてFBIで本格的な”スティングオペレーション(おとり作戦)”を学んで帰国したトップキャリアの警視という設定だ。変装や即興演技、心理操作、トリック構成までを自在に操る捜査のプロフェッショナルで、説明は端的、指示は謎だらけという不思議なキャラクターを演じる。
注目は民子の”七変化”だ。作戦中は変装であらゆる役になりきり、制服、スーツ、有閑マダム、やさぐれホステス、バカップルなど毎話異なる姿で登場する予定である。一見クールで知的だが、イタズラ好きのような余裕と軽やかさを持ち、仲間の個性を見抜いて最大限に活かす戦術眼も抜群という多面的な役柄となっている。
「おっさんずラブ」徳尾浩司が脚本、完全オリジナル作品
本作は完全オリジナル作品で、「おっさんずラブ」シリーズや「ライオンの隠れ家」などを手掛けた徳尾浩司が脚本を担当する。警視庁内の異端チーム、通称「スティンガース」の活躍を描く爽快なだまし合いエンタテインメントとして制作される。
現実に起こりうる仮説として、もし”おとり捜査”が日本でも本格運用されたらという設定で、特殊詐欺やマネーロンダリングといった現代犯罪に立ち向かう捜査チームの姿をスリルと爽快感たっぷりに描く予定だ。
森川葵「チームワークを大切に楽しいドラマを」
森川は今回の主演について「初めての刑事役、とても楽しみです。刑事ドラマでもスティンガースは堅いものではなく、捜査チームのみんなで楽しみながら作戦を立てて捜査に挑んでいくもの」とコメント。台本については「引っかけたり引っかけられたり…だまし合いが繰り広げられるので、台本読んでいて自分でもだまされたりして。とても面白くて撮影が楽しみになりました」と語った。
視聴者に向けては「『スティンガース』は、ドキドキハラハラする見応えのあるドラマになると思います。皆さんもドラマを見ながら、一緒にだまされながら楽しんでいただけたら嬉しいです」とメッセージを送っている。
異色のキャスト陣が織りなす化学反応に期待
水戸祐介プロデューサーによると、二階堂のもとには捜査一課から左遷された武闘派刑事、ゲームマニアで戦況を読む頭脳派公安部員、元舞台美術スタッフの交通課警官、元機動隊員、コスプレマニアの総務課職員など、クセ者揃いの捜査員たちが集まる設定だという。
「変装・心理戦・即興トリックが飛び交う、予測不能な”だまし合いの刑事ドラマ”」として、民子の”演出”のもとで各メンバーのスキルが思いもよらぬ形で生かされ、事件解決に導いていく展開が描かれる予定である。
森川葵のキャリアと最新作品
森川は15歳時に「ミスセブンティーン」でグランプリを獲得し芸能界入り。2011年の映画「LOVEToRAIN ラヴトレイン」で女優デビューを果たした。近年は「賭ケグルイ」シリーズ、「大奥」「街並み照らすヤツら」「放課後カルテ」などの話題作に出演。6月27日公開の「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族」では声優としても参加している。
「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」は7月22日よりフジテレビで毎週火曜午後9時から放送開始。初回は15分拡大で放送される。
公式サイト:スティンガース – フジテレビ