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『シン・ゴジラ』4Kリマスター版が8月に北米初公開決定 庵野秀明総監督作品がGKIDS配給で劇場上映


日本アカデミー賞7部門受賞の名作が4K画質で海外展開

庵野秀明氏が脚本・編集・総監督を務め、樋口真嗣氏が監督した映画『シン・ゴジラ』の4Kリマスター版が、8月14日から北米の劇場で公開されることが決定した。米配給会社GKIDSが現地時間6月2日に発表した。

『シン・ゴジラ』は2016年に公開された東宝ゴジラシリーズ第29作目で、現代日本に突如現れたゴジラと対峙する人々の姿を描いた特撮映画である。長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら300名を超える豪華キャストが出演し、第40回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む7部門を受賞した。

東宝傘下のGKIDSが初配給するゴジラ作品

今回の北米上映は、『シン・ゴジラ』4Kリマスター版としては初めての海外展開となる。配給を担当するGKIDSは、スタジオジブリ作品をはじめとする海外アニメーション映画の米国配給で知られる企業で、2024年に東宝の子会社となった。本作は東宝傘下となったGKIDS初のゴジラ関連作品リリースとなる。

GKIDSのデヴィッド・ジェステット社長は声明で「非常にタイムリーな物語に加えて、シリーズ屈指の迫力あるアクションシーンが展開される『シン・ゴジラ』は、まさに現代の傑作である。アメリカのファンに、これまで以上の形で映画をお届けできることを大変光栄に思う」とコメントした。

12年ぶりゴジラシリーズ復活の記念すべき作品

東宝のチーフ・ゴジラ・オフィサー(CGO)大田圭二氏は「『シン・ゴジラ』は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』以来となる、日本で製作されたゴジラ映画である。日本国内では社会現象を巻き起こし、12年ぶりにゴジラシリーズを復活させる大きな転機となった。この歴史的な作品を、北米の劇場スクリーンに再びお届けできることを非常に嬉しく思っている」と述べた。

さらに大田氏は北米の観客に向けて「今回、初めて鑑賞する方も多いと思う。ゴジラの圧倒的な存在感、力、そして恐怖を体感するには、映画館以上の場所はない。ぜひご覧いただきたい」と呼びかけている。

新世紀エヴァンゲリオンの庵野秀明が手がけた話題作

『シン・ゴジラ』は「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明氏が総監督として参加したことでも大きな話題となった。また、『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣氏が監督を務めており、両氏のコラボレーションによる特撮映画として注目を集めた作品である。

4Kリマスター版の北米公開により、海外のゴジラファンや日本映画愛好者にとって貴重な劇場体験の機会となることが期待される。

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