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ハリウッドプロデューサーのブライアン・グレイザー氏、トランプ氏への投票を告白「キャンセルされた気分」


オスカー受賞プロデューサーが民主党からの転換を明かす

アカデミー賞受賞プロデューサーで、長年民主党を支援してきたブライアン・グレイザー氏が、2024年大統領選でドナルド・トランプ氏に投票したことを明かした。同氏は新しいドキュメンタリーの中で、この決断について「キャンセルされたような気分」だったと語っている。

ドキュメンタリーで明かされた意外な場面

Fox Nationの新しいドキュメンタリーシリーズ「Art of the Surge」では、トランプ氏の2024年選挙キャンペーンの舞台裏が描かれており、その中でグレイザー氏とトランプ氏の意外な交流が映し出されている。

ニューヨーク・タイムズの報道によると、グレイザー氏はフットボールの試合のVIPボックスでトランプ氏と親しげに話し、写真撮影を行った。その場で同氏は、共和党のトランプ氏に投票したことを周囲に明かしたという。

女性支持者からの反応に困惑

グレイザー氏は、知人の女性たちに民主党のカマラ・ハリス氏に投票しないと伝えた際の反応について語っている。

「女性たちが皆、『カマラに投票しないということ?』と聞いてきた。私は『それはできない』と答えた。すると、そのうちの一人がさらに身を乗り出して『まさかトランプに投票するの?』と尋ねた。私は『そうだ』と答えた。本当だ!」

この体験について、グレイザー氏は「キャンセルされたような気分」だったと表現している。

投票理由は「中道派として」の判断

ニューヨーク・タイムズの取材に対し、グレイザー氏は自身のトランプ投票について次のように説明した。

「中道派として、バイデン氏の衰えを感じ取ることができたし、当時の民主党の方向性の欠如を見ることができたからだ」

グレイザー氏の政治的背景

イマジン・エンターテインメントの共同創設者であるグレイザー氏は、これまでハリス氏を含む多くの民主党候補者に献金を行ってきた。また、2023年にはガザ地区の人質解放に向けたジョー・バイデン氏の努力に感謝する公開書簡に署名している。

最近の活動

先月、グレイザー氏は製作パートナーのロン・ハワード氏とともに、ウォール・ストリート・ジャーナルの「The Future of Everything」会議に出席。そこでAIがハリウッドの脚本家をすぐに代替することはないと予測している。

「AIが魂や生命力、最高のエンターテインメント・ストーリーテリングを生み出せる場所を誰も指摘できない。映画やテレビが記憶に残るのは、通常、別次元の何かの魂やエネルギーを感じるからだ」とグレイザー氏は述べている。

ドキュメンタリーの背景

「Art of the Surge」シーズン2は現在Fox Nationで配信中である。同ドキュメンタリーは、元「タッカー・カールソン・トゥナイト」のエグゼクティブプロデューサーであるジャスティン・ウェルズ氏が製作している。ウェルズ氏は2023年にセクハラ訴訟で告発されたが、これを否定している。現在は保守系視聴者向けの高品質コンテンツ制作を目指すアショカン・スタジオを立ち上げている。

ソース:Brian Grazer Voted for Trump, Friends Reacted Like He Was ‘Canceled’