大手映画配給会社ライオンズゲートは、タロン・エガートン主演のアクション・クライム・スリラー映画『She Rides Shotgun』の配給権をフィフス・シーズンから取得したと発表した。同作品は8月1日から限定劇場公開される予定である。
原作小説を映画化、実力派キャストが集結
本作は、ジョーダン・ハーパーの同名小説を原作とし、ニック・ローランドが監督を務める。脚本はハーパー、ベン・コリンズ、ルーク・ピオトロウスキが共同で手がけた。エガートンと共演するのは、アナ・ソフィア・ヘガー、ロブ・ヤン、ジョン・キャロル・リンチら実力派俳優陣である。
父娘の逃避行を描くハードボイルド・アクション
物語は、出所したばかりの元重罪者ネイト(エガートン)が主人公だ。容赦ない敵に命を狙われたネイトは、疎遠になっていた11歳の娘ポリー(ヘガー)を何としても守らなければならない。内気で早熟、父親に対して警戒心を抱くポリーは、腐敗した保安官と残忍なギャングのリーダーから逃れるため、ネイトと共に危険な逃避行に巻き込まれる。
限られた資源と信頼できる者がいない中で、ネイトとポリーは火急の状況下で絆を深めていく。ネイトが娘に戦い方と生き残る術を教える一方で、ポリーは父親に無条件の愛の真の意味を教える。忠誠心、強さ、贖罪をテーマにした感動的な物語である。
業界関係者からの高い評価
ライオンズゲートの買収・共同製作部門エグゼクティブ・バイスプレジデント兼共同責任者のローレン・ビクスビーは、「既に高く評価されている俳優が、さらに注目を集めるような素晴らしい演技を見せる作品に出会うことは稀である。『She Rides Shotgun』では、タロン・エガートンと若手女優アナ・ソフィア・ヘガーの調和のとれた共演が、このドラマチックなスリル満載の作品の全シーンに浸透している」と絶賛した。
製作陣のコメント
主演・プロデューサーのエガートンは、「『She Rides Shotgun』の製作ほど幸せで魂を豊かにしてくれた経験を思い出すことができない。間違いなく、スクリーン上で俳優と築いた最も優しく心に響く関係である。アナ・ソフィア・ヘガーは撮影時10歳だったが、彼女は並外れた才能の持ち主だ」と語った。
ローランド監督は、「『She Rides Shotgun』の製作は、ジョーダン・ハーパーの残酷で美しい小説を称え、その野蛮さと魂の両方を運ぶことができる映画言語を見つけることだった。最も残忍な状況下で本当の家族になる方法を見つける二人の物語である」と作品への思いを語った。
製作体制と公開情報
製作は、ブラッド・ウェストン、コリン・クレイトン、ネイト・マテソン、ヒロ・ムライ、エガートンが務めた。エグゼクティブ・プロデューサーには、ケン・カオ、ジョシュ・ローゼンバウムらが名を連ねる。音楽はブランク・マスが手がけた。
ソース:Taron Egerton’s She Rides Shotgun Acquired by Lionsgate, Release Date