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ヒップホップレジェンドの波乱に満ちた人生を映画化、『ハッスル&フロウ』監督がメガホンを取る
ユニバーサル・スタジオは、ラップ界のレジェンド、スヌープ・ドッグの伝記映画製作を正式発表した。監督には『ハッスル&フロウ』『ドールマイト・イズ・マイ・ネーム』で知られるクレイグ・ブリューワーが起用される。
現在ブリューワー監督は、ジョー・ロバート・コールが執筆した脚本の改稿作業を進めている。本作は、スヌープ・ドッグの音楽界での成功に至るまでの波乱に満ちた人生を描く内容となる予定である。
豪華プロデューサー陣とデス・ロウ・ピクチャーズの初プロジェクト
プロデューサーには、スヌープ・ドッグ本人、ブライアン・グレイザー、デス・ロウ・ピクチャーズ社長のサラ・ラメイカーが名を連ねる。本作は、デス・ロウ・ピクチャーズとNBCユニバーサル・エンターテインメント&スタジオとの包括契約における初のプロジェクトとなる。
ユニバーサル側では、制作開発担当上級副社長のライアン・ジョーンズがプロジェクトを統括する。キャストや公開時期については現時点で未発表である。
NBCユニバーサルとの継続的な協力関係
この映画化は、スヌープ・ドッグとNBCユニバーサルの継続的な協力関係の一環でもある。彼は今秋のNBC『ザ・ヴォイス』シーズン28への出演が決定しており、2024年パリ五輪のNBCおよびピーコックの中継にも貢献した。
ユニバーサルのヒップホップ映画における実績
ユニバーサルは、ヒップホップアーティストを題材とした映画において豊富な実績を持つ。2015年のオスカーにノミネートされた『ストレイト・アウタ・コンプトン』は世界興行収入2億ドルを突破し、レイキース・スタンフィールドがスヌープ・ドッグ役を演じた。また2002年には、エミネムの自伝的要素を含むオスカー受賞作『8マイル』も手がけている。
スヌープ・ドッグの輝かしいキャリア
スヌープ・ドッグは17回のグラミー賞ノミネート歴を誇るアーティストで、テレビや映画界でも活躍している。1993年にデス・ロウ・レコードからリリースされたデビューアルバム『ドッグスタイル』は、Dr.ドレがプロデューサーを務め、「What’s My Name?」「Gin and Juice」などのヒット曲を生み出した。
音楽伝記映画ブームの中での注目作品
近年、ハリウッドでは音楽伝記映画が注目を集めている。パラマウントの『ボブ・マーリー:ワン・ラブ』、サーチライトのティモシー・シャラメ主演『ア・コンプリート・アンノウン』が成功を収め、後者はオスカー8部門にノミネートされた。ソニーはビートルズを題材とした4部作を2028年4月に劇場公開予定、ブルース・スプリングスティーンの伝記映画『デリバー・ミー・フロム・ノーウェア』も今秋公開が決定している。
ソース:Snoop Dogg Biopic Movie Lands Craig Brewer to Direct for Universal