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HYBE JAPAN、アーティスト事業強化へ大幅組織改編 島賢治氏とJEFF MIYAHARA氏が新体制を主導


K-POP大手のHYBE日本法人が事業拡大戦略を加速

韓国の大手エンターテインメント企業HYBEの日本法人である株式会社HYBE JAPAN(本社:東京都港区、代表取締役兼CEO:ハン・ヒョンロック)は9日、日本における事業強化および拡大を目的とした組織改編を発表した。6月1日付で実施されたこの改編により、同社は日本市場でのプレゼンス向上とアーティスト事業の強化を図る。

音楽業界のベテラン2名が新体制を牽引

今回の組織改編の最大の注目点は、音楽業界で豊富な経験を持つ2名の幹部が新たに重要ポストに就任したことである。

島賢治氏がChief Labels Officerに就任し、HYBE JAPAN傘下のレーベル機能を統括する。島氏はソニー・ミュージックなど複数の音楽関連企業でアーティストマネジメント、A&R、マーケティング、レーベル運営に携わった後、2017年に株式会社fearlessを設立。音楽・ライブ・映像・ファンクラブ・ECなどを含むトータルプロデュースを通じて、アーティストのブランド戦略を手がけてきた実績を持つ。

一方、JEFF MIYAHARA氏がChief Creative Officerに就任し、すべてのクリエイティブ領域の責任者となる。JEFF MIYAHARA氏は音楽プロデューサーとして、少女時代、安室奈美恵、ONE OK ROCK、BoA、クリスハート、BOYZ II MENなど、アメリカ・日本・韓国を中心とした約330組のアーティストによる700曲以上の楽曲をプロデュースした経験を有する。また、「エンターテインメント×テクノロジー」分野でも豊富な経験を持ち、関連企業やプロジェクトの立ち上げにも関わってきた。

YX LABELSがHYBE JAPAN傘下に統合

組織改編に伴い、グローバルグループ&TEAMやJ-POPボーイズグループaoenが所属するYX LABELSがHYBE JAPAN傘下に配置された。YX LABELSの代表取締役は、HYBE JAPANの代表取締役兼CEOであるハン・ヒョンロック氏が兼任する。

「HYBE2.0」戦略の一環として日本市場を重視

この組織改編は、HYBEが2024年8月に発表した新成長戦略「HYBE2.0」に基づくものである。同戦略では、アメリカ、日本、ラテンアメリカを中心に、各地域の文化や特性に合わせた事業を展開し、各市場をリードする存在となるため「マルチホーム・マルチジャンル(Multi-home, Multi-genre)」戦略を推進している。

新体制について、島賢治氏は「HYBE JAPANのレーベルは、日本から世界で活躍できるアーティストを創出することを最大の目標に掲げている。クリエイティブからマーケティング、ライブ、ファンクラブ、ECに至るまで、あらゆる要素を統合したソリューションを構築し、アーティストの価値を総合的に高めていく。今後は、こうしたHYBE JAPANのソリューションを外部パートナーにも展開することで、日本のエンターテインメント産業全体の価値向上にも貢献していきたい」とコメントした。

JEFF MIYAHARA氏は「HYBE BRANDは、素晴らしいアーティストと才能が創り出す芸術性によって成し得る世界で最も忘れられない体験の代名詞といえる。日本特有のカルチャー、アート、エクスペリエンスが世界から注目されている中、次世代のスーパースターを輝かせるためにこの旅路に加わることができ光栄に思う」と述べた。

マルチレーベル体制で「Beyond Japan」を実現

HYBE JAPANは今後、傘下に独立性を持った複数のレーベルを擁するマルチレーベル体制を確立していく計画である。様々なアーティストとより豊かなエンターテインメント経験を提供し、そのコンテンツや体験を日本国内はもちろん、国外にも発信していく「Beyond Japan」の実現に向けて邁進するとしている。

韓国発のグローバルエンターテインメント企業であるHYBEの日本市場での本格的な事業拡大により、日本の音楽・エンターテインメント業界における競争がさらに激化することが予想される。新体制下でのHYBE JAPANの今後の動向に注目が集まっている。