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バーチャルシンガー花譜の海外展開が本格化、全編英語楽曲第二弾をリリース
KAMITSUBAKI STUDIO/PHENOMENON RECORD所属のバーチャルシンガー・花譜が6月11日、「EAT THE PAST (English Ver.)」の配信を開始した。同楽曲は花譜の代表曲「過去を喰らう」の全編英語詞バージョンとなる。
活動初期の重要楽曲を英語化、海外ファンへの架け橋に
「EAT THE PAST (English Ver.)」は、花譜が活動初期の2019年にYouTube上で公開した「過去を喰らう」を英語詞で再構築した楽曲だ。原曲では、自らの”過去”と対峙し、それを”喰らう”ことで前に進もうとする姿が描かれており、バーチャルシンガーとして歩み始めた花譜自身の心境とも重なる内容として、多くのリスナーに愛され続けてきた。
楽曲の作詞・作曲・編曲は、花譜の活動初期からのメインコンポーザーであるカンザキイオリが手がけ、英訳にはElectic Squid、Lachlan Johnson、Hiroki Ueda、kahoca(Empty old City)が参加している。
北米初公演で披露、現地ファン2,000人が歓喜
この英語版は、花譜が5月17日にアメリカ・イリノイ州のハイアット・リージェンシー・オヘアで開催した初の北米公演「HAJIMEMASHITE in Anime Central」でサプライズ披露された。約2,000人の現地ファンが会場に詰めかけ、英語詞での歌唱に大きな歓声を上げた。
花譜は昨年10月にも「Answer(English ver.)」(原題:「アンサー」)を配信しており、今回が全編英語楽曲の第二弾となる。1ヶ月で2度の海外公演を行うなど、積極的な海外展開を進めている。
日本を代表するバーチャルアーティストとして世界へ
花譜は2018年、14歳でデビューした「KAMITSUBAKI STUDIO」始まりのバーチャルシンガーである。現在YouTubeチャンネル登録者数は100万人、総再生回数は3億回を突破し、国内外に熱狂的なファンコミュニティを形成している。
2022年8月には日本武道館でワンマンライブ「不可解参(狂)」を開催し、2024年1月には代々木第一体育館での4th ONE-MAN LIVE「怪歌」を成功させるなど、バーチャルシンガー単独公演として最大規模の会場での公演を実現してきた。
日本発のポップスが世界的な注目を集める中、花譜は日本を代表するバーチャルアーティストの一人として海外からの期待に応える展開を見せている。2025年も海外公演が続々と発表されており、さらなる世界進出が期待される。
楽曲情報
- タイトル:「EAT THE PAST (English Ver.)」
- 配信URL:https://phenomenon-record.lnk.to/EAT-THE-PAST-English-Ver
- 作詞・作曲・編曲:カンザキイオリ
- 英訳:Electic Squid / Lachlan Johnson / Hiroki Ueda / kahoca(Empty old City)
関連リンク
- 花譜公式サイト:https://kaf.kamitsubaki.jp/