映画界の鬼才ギャスパー・ノエ監督の問題作が7月5日にシネマート新宿で上映される
シネマート新宿は、フランスの映画監督ギャスパー・ノエの代表作3本を上映する一夜限りの特別イベント「ギャスパーナイト!」を7月5日(土)午後11時から開催すると発表した。すべてR18+指定作品で構成される大人向けの映画祭である。
今回上映される作品は「アレックス STRAIGHT CUT」「LOVE 3D」「CLIMAX クライマックス」の3本だ。特に注目すべきは「LOVE 3D」で、国内上映権切れのため今回が日本最終上映となる。
「アレックス STRAIGHT CUT」は、イタリア女優モニカ・ベルッチが主演を務める衝撃作の再編集版である。オリジナル版を時間軸から再構築した逆転完全版として話題を呼んでいる。暴力と復讐をテーマにした一夜の悲劇を描いた問題作だ。
「LOVE 3D」は若者たちの情熱的な愛を大胆な性描写を交えて3D映像で描いた異色のラブストーリーで、カンヌ国際映画祭で物議を醸した作品である。今回は2D上映となるが、国内での上映機会がこれで最後となるため、ファンにとっては見逃せない機会となっている。
「CLIMAX クライマックス」は、LSD入りのサングリアで集団ドラッグ中毒に陥った22人のダンサーたちが理性を失い、狂った饗宴を繰り広げる様子を描いた衝撃作だ。
イベントは午後11時に開始し、翌朝5時2分頃の終了予定となっている。チケット料金は3000円均一で、6月13日午後6時から劇場オンラインと窓口で販売が開始された。
会場はシネマート新宿スクリーン1(新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル6階)となっている。
ギャスパー・ノエ監督は実験的な映像表現と過激な内容で知られる映画界の異端児として評価されており、今回のオールナイト上映は映画ファンの間で大きな話題となっている。特に「LOVE 3D」の日本最終上映は希少性の高いイベントとして注目を集めそうだ。