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リズ・アーメッド主演のアクション・スリラー「Relay」、8月22日全米公開決定 企業の不正を仲裁する”フィクサー”役でリリー・ジェームズと共演


オスカー候補俳優のリズ・アーメッドが主演を務めるアクション・スリラー映画「Relay」が、8月22日に全米で劇場公開されることが決定した。同作品は「最後の銀行強盗」で知られるデヴィッド・マッケンジー監督がメガホンを取り、2024年のトロント国際映画祭でワールドプレミアを飾った後、ブリーカー・ストリートが配給権を獲得している。

アーメッドが演じるのは、企業の不正を暴露しようとする個人と腐敗した企業との間で高額な示談交渉を専門とする世界的な”フィクサー”である。この無名のキャラクターは、聴覚や言語障害者が電話での通話をテキストで行うためのリレーサービス「Relay」を使用して身元を秘匿している。しかし、生命の危険にさらされたクライアント(リリー・ジェームズ)からメッセージが届いたとき、彼は自身の鉄則であるコミュニケーション・ルールを破ることになる。

マッケンジー監督は本誌IndieWireに対し「この人物が他人との直接的なコミュニケーションを一切行わずにすべてを実行するというアイデアが、孤独感と奇妙な緊張感、パラノイアを演出している」と語っている。同作品の脚本はジャスティン・ピアセッキが手がけた。

アーメッド自身も「これは高度なAIやインターネットを扱った映画ではない。最も特徴的なのは、主人公たちがどのようにコミュニケーションを取るか、あるいは取らないかという点だ。俳優としては、デヴィッドのような監督が最小限の要素で複雑な人間関係を描き出す手腕に魅力を感じた」とコメントしている。

キャストには、サム・ワーシントン、ウィラ・フィッツジェラルド、マシュー・マハー、ヘレン・アイゲンバーグ、プン・バンドゥー、アイサ・デイヴィス、プルヴァ・ベディらが名を連ねている。

製作はブラック・ベアが出資し、サンダー・ロード・ピクチャーズとシグマ・フィルムズが共同で担当。プロデューサーには、サンダー・ロードのバジル・イワニク、シグマのギリアン・ベリー、ブラック・ベアのテディ・シュワルツマン、そしてマッケンジー監督が参加している。

IndieWireのレビューでは「『Relay』は昔ながらの男を描いた昔ながらの映画である。1970年代の黄金期を彷彿とさせる現代的なパラノイア・スリラーであり、ピアセッキの複雑に絡み合った脚本がアーメッドのキャラクターの仕事ぶりを巧妙に描写している」と高く評価されている。

なお、公開されたティーザー映像に登場する電話番号にテキストメッセージを送ると、映画のキャラクターと同様の特別なメッセージを受け取ることができるという仕掛けも用意されている。

「Relay」は8月22日より全米の劇場で公開予定。