NEPは2025年6月16日、手塚治虫の不朽の名作アニメ「鉄腕アトム 宇宙の勇者」および「ジャングル大帝 劇場版」のデジタルリマスター版Blu-rayの特典映像および封入特典の詳細を公開した。両作品は2025年8月22日に発売される予定だ。
鮮やかな色彩で蘇る「鉄腕アトム 宇宙の勇者」
1964年公開の「鉄腕アトム 宇宙の勇者」は、当時のテレビ放送が白黒であったのに対し、劇場で初めてフルカラーのアトムが披露された記念碑的作品である。今回、AIによるレストア技術を駆使し、全編フルカラーでのデジタルリマスター化が実現した。これにより、当時の子どもたちが劇場で体験した感動が、現代に鮮やかに蘇る。
【「鉄腕アトム 宇宙の勇者」ストーリー】 世界歴2004年。ロボットが人口の半分を占める都会で、アトムは世界一のロボットとして活躍していた。科学省が開発した“ロボット宇宙艇”のレバーロボットが、人工島司令官・ベガ大佐によって誘拐され、世界征服の野望が動き出す。
【作品情報】
- 原作・構成: 手塚治虫
- 脚本: 山本暎一、林 重行、鈴木良武
- 声の出演: 清水まり（アトム）、勝田 久（お茶の水博士）、水垣洋子（ウラン）、矢島正明（ヒゲオヤジ）ほか
原作のメッセージ性を強化した「ジャングル大帝 劇場版」
1966年に公開された「ジャングル大帝 劇場版」は、1話完結のテレビシリーズを再構成し、原作の持つ骨太なメッセージ性をより強く打ち出した長編ドラマとして制作された。デジタルリマスター化により、色褪せることのない感動を再び届ける。
【「ジャングル大帝」ストーリー】 ジャングルの獅子王パンジャが人間の罠にかかり命を落とし、妻のエライザは捕獲された船上でレオを出産する。父の遺志を継ぐべくアフリカを目指すレオは、その優しさと知恵で動物たちから認められていく。しかし、“死神”と恐れられる凶暴な動物たちが彼の前に立ちはだかる。
【作品情報】
- 原作: 手塚治虫
- 監督: 山本暎一
- 音楽: 冨田 勲
- 声の出演: 太田淑子（レオ）、松尾佳子（ライヤ）、明石 一（トミー）ほか
豪華特典映像と封入特典、限定特典も充実
本Blu-rayには、両作品のデジタルリマスター版に加え、貴重な特典映像が収録される。NHKの秘蔵映像から「わたしの自叙伝 手塚治虫～こども漫画三十三年～」（1979年放送のデジタルリマスター版）や、「手塚アニメ名作主題歌ヒットパレード」が収録されるほか、「鉄腕アトム 宇宙の勇者」には1964年劇場公開時のオリジナルパートカラー版も収録される。
【特典映像】
- 「鉄腕アトム 宇宙の勇者」（1964年劇場公開のオリジナルパートカラー版）
- 「わたしの自叙伝 手塚治虫～こども漫画三十三年～」（1979年放送のデジタルリマスター版）
- 「手塚アニメ名作主題歌ヒットパレード」（デジタルリマスター版）
【封入特典】
- オリジナル特製ポストカード2枚
また、パッケージは透明ケースにレトロな窓枠からアトムとレオが覗くようなデザインで、ジャケットは当時の劇場公開ポスタービジュアルをベースにデザインされている。レーベルにもアトムとレオの印象的なビジュアルが施されている。
さらに、NEPのECサイト「NHKスクエア」、楽天ブックス、Amazon.co.jpでは、購入者限定のオリジナル特典が用意されている。
【限定特典】
- NHKスクエア限定: オリジナル牛乳パックメモ（アトムとレオのビジュアル）
- 楽天ブックス限定: オリジナルアクリルスタンド（アトムとレオのビジュアル）
- Amazon.co.jp限定: オリジナルキャラファインマット（アトムとレオが虹に腰かけたデザイン、額縁付き）
これらの豪華な特典は、手塚ファンだけでなく、多くのアニメファンにとっても魅力的な内容となっている。
商品詳細
【収録内容】
- DISC1: 「鉄腕アトム 宇宙の勇者」（1964年劇場公開のフルカラー・デジタルリマスター版 87分）、特典映像：「鉄腕アトム 宇宙の勇者」（1964年劇場公開のオリジナルパートカラー版 87分）
- DISC2: 「ジャングル大帝 劇場版」（1966年劇場公開のデジタルリマスター版 75分）、特典映像：「わたしの自叙伝 手塚治虫～こども漫画三十三年～」（1979年放送のデジタルリマスター版 30分）、「手塚アニメ名作主題歌ヒットパレード」（デジタルリマスター版 10分）
【価格】
- 14,960円（税込）
【仕様】
- Blu-ray2枚組
- 本編162分+特典映像127分（予定）
- 1920×1080i Full HD／ステレオ・リニアPCM／2枚組（一層1枚+二層1枚）／カラー・パートカラー
本商品は、手塚治虫が生み出した珠玉のアニメーション作品を、最新技術で最高の状態で楽しめる貴重な機会となるだろう。
※手塚治虫の「塚」は、正しい表記は旧字体
※このビデオグラムは、ハーディングチェック「合格」の映像で収録されており、劇場公開当時の映像ではない
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