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成田凌・黒木華出演の朗読劇が原作、小説『湯布院奇行』が漫画化
講談社は2025年6月16日、作家・燃え殻原作による漫画『湯布院奇行』の連載を、文芸サイト「群像Web」にて開始したと発表した。本作は、幻想的な湯布院を舞台にしたミステリアスな物語であり、令和を代表する創作タッグとして注目を集めている。
燃え殻原作の話題作が漫画化、群像Webで第1話配信中
『湯布院奇行』は、小説家・エッセイストとして数々の映像化作品を手がけてきた燃え殻が書き下ろした小説を原作とする。既に成田凌、黒木華、コムアイの出演・歌唱により朗読劇化されており、今回その幻想世界が漫画として新たに展開される。
漫画を手掛けるのは、『痩我慢の説』で「THE BEST MANGA 2025 このマンガを読め!」第1位を獲得した川勝徳重。独自の世界観と繊細な描線で知られる気鋭の漫画家であり、燃え殻との共作により“令和の最強タッグ”とも称されている。
『漫画 湯布院奇行』は本日より連載スタートし、以後は毎月第3・第5月曜日に更新予定。第1話は以下のURLから閲覧可能である。
【第1話URL】https://comics.gendaibusiness.com/viewer/yufuinkikou/yufuinkikou01
湯布院の宿で揺れる現実と幻想、死にたいほど遠くへ行きたい――
物語の舞台は、都会の喧騒から逃れるように湯布院を訪れた一人の男。美しい女性たちと湯けむりの中で出会い、現実と幻想の境界が徐々に曖昧になっていく。
「百日滞在してしまったら、君は綺麗さっぱりこの世界から溶けてなくなってしまいますからね」――そう語られるこの地で、男は何を見つけ、何を失っていくのか。
作家・燃え殻と漫画家・川勝徳重、異才が紡ぐ幻想文学の新たな地平
燃え殻は、2017年のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』で一躍注目を集め、Netflixでの映画化を含む複数の映像化作品を持つ人気作家。川勝徳重は『電話・睡眠・音楽』『アントロポセンの犬泥棒』などで知られ、漫画だけでなく批評やイラストでも活躍する多才なアーティストである。
原作書籍&朗読劇DVDも発売中
『湯布院奇行』の原作小説と、成田凌・黒木華・コムアイ出演の朗読劇DVDをセットにした完全版も講談社より発売中。幻想譚の世界に没入したい読者には必携の一冊といえる。
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書名:『湯布院奇行』
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著者:燃え殻
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発売:講談社
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定価:3,278円(税込)
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ISBN:978-4-06-527371-5