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ブラッド・ピット主演『F1』、全世界興収230億円超でキャリア新記録!Apple映画としても歴代No.1発進


ブラッド・ピットが主演するApple Original Films製作の映画『F1』が、公開初週末の北米興行収入で推定5560万ドル(約89億円)を記録し、Apple Original Filmsとして史上最高のオープニング成績を達成した。配給パートナーであるワーナー・ブラザースが発表した。

この数字は、レースを題材とした映画としては異例の好成績である。過去の同ジャンルの作品では、2013年公開の『ラッシュ/プライドと友情』が北米累計2690万ドル、2019年公開の『フォードvsフェラーリ』が同1億1760万ドルであったことからも、今作への期待の高さがうかがえる。

 

全世界興収は1.4億ドル超、ブラッド・ピット主演作としても新記録

北米のみならず、全世界でもその勢いは凄まじい。全世界でのオープニング週末興行収入は1億4400万ドル(約230億円)に達し、主演のブラッド・ピットのキャリアにおいても、全世界オープニング興収の新記録を打ち立てた。

ワーナー・ブラザースによると、週末の興行収入のうち約55%をIMAXなどのプレミアムフォーマットが占めており、特にIMAXは414スクリーンで1280万ドルという驚異的な数字を記録。これは北米興収全体の23%に相当し、観客がより高品質な映像体験を求めていることを示している。

 

『トップガン マーヴェリック』の製作陣が再結集

本作の監督は、『トップガン マーヴェリク』で大ヒットを記録したジョセフ・コシンスキーが務め、同作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーと再びタッグを組んだ。

主演のブラッド・ピットがF1の元スタードライバーを演じ、若手ドライバー役としてダムソン・イドリスが出演。共演者にはケリー・コンドンやハビエル・バルデムが名を連ねる。

さらに、現役F1ドライバーであり、史上最も成功したドライバーの一人であるルイス・ハミルトンがプロデューサーとして参加していることも、作品のリアリティと魅力を高めている。

高評価が後押し、今後の興行にも期待

映画は批評家、観客双方から絶賛されている。出口調査に基づくCinemaScoreでは「A」評価を獲得し、映画批評サイトRotten Tomatoesでは97%という高い支持率を得ている。

観客層は男性が約56%を占め、人種別では白人が58%、ヒスパニックが17%、アジア系が12%となっている。

本作の製作費は約2億ドルから2億5000万ドルと報じられており、今回の記録的なスタートは、高額な製作費を回収する上で幸先の良い滑り出しと言えるだろう。7月にはユニバーサルから『ジュラシック・ワールド:リバース』の公開も控えており、今後の興行の推移に注目が集まる。

ソース:‘F1’ roars to $55.6m at North American box office in record Apple Original Films opening weekend | News | Screen