2006年に公開され、世界的な大ヒットを記録した映画『プラダを着た悪魔』の続編製作が正式に決定し、撮影が開始されたことが明らかになった。前作から約20年の時を経て、待望の続編が始動する。
主要キャストが奇跡の再集結、新たにケネス・ブラナーも
続編には、主人公アンディ・サックスを演じたアン・ハサウェイ、伝説的な鬼編集長ミランダ・プリーストリー役のメリル・ストリープ、アシスタントの先輩エミリー・チャールトン役のエミリー・ブラント、そしてアートディレクターのナイジェル・キプリング役のスタンリー・トゥッチといった主要キャストが続投する。
このオリジナルキャストの再集結に加え、新たに名優ケネス・ブラナーがキャストに加わることも発表された。ブラナーはミランダの夫役を演じるという。
撮影は今週からニューヨークとイタリアで行われる予定である。
続編のあらすじは?苦境のミランダと出世したエミリー
続編の舞台は、前作から時が流れた現代の出版業界である。
メリル・ストリープ演じるミランダ・プリーストリーは、依然としてファッション誌『ランウェイ』の編集長の座に君臨している。しかし、出版不況の逆風を受け、雑誌はかつての勢いを失っている状態だ。
一方、エミリー・ブラントが演じるかつてのアシスタント、エミリーは、ラグジュアリーブランド複合企業の幹部へと出世を遂げている。そして、彼女の会社は『ランウェイ』の重要な広告主であるという、新たな関係性が描かれる。
スタンリー・トゥッチ演じるナイジェルも、引き続き『ランウェイ』のアートディレクターとして登場する。
世界的大ヒットを記録した前作『プラダを着た悪魔』
2006年に公開された前作は、ローレン・ワイズバーガーの同名小説を原作とする。ジャーナリストを志す大学新卒のアンディ(アン・ハサウェイ)が、ファッション業界で最も影響力のある雑誌『ランウェイ』の編集長、ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)の悪魔のような要求に応えながら、アシスタントとして奮闘し成長していく物語である。
全世界で3億2600万ドル(約520億円)を超える興行収入を記録する大ヒットとなり、ミランダを演じたメリル・ストリープはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、批評家からも高い評価を受けた。
続編の製作はソーシャルメディア上で、前作の象徴的なセリフを引用した動画と共に発表され、世界中のファンから期待の声が寄せられている。公開日などの詳細については、今後の続報が待たれる。