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【衝撃タッグ】ライアン・レイノルズ、コストコの「1.50ドルホットドッグの守護神」をCM起用!ミントモバイルの反インフレ戦略とは?


俳優であり実業家としても知られるライアン・レイノルズ氏が、自身が株式を保有する携帯キャリア「ミントモバイル(Mint Mobile)」の新たな広告キャンペーンで、驚きの人物を起用したことが明らかになった。その人物とは、米大手卸売企業コストコ(Costco)の象徴ともいえる「1.50ドルのホットドッグとソーダのセット」価格を40年間にわたり維持してきた元CFO、リチャード・ガランティ氏である。この新CMは、7月4日にESPNで放送されるネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権の放送中に放映される予定だ。

 

異色の共演!新CMで「反インフレ最高責任者」が誕生

 

今回制作されたテレビCMの中で、ライアン・レイノルズ氏はリチャード・ガランティ氏をミントモバイルの「反インフレ最高責任者(Chief Anti-Inflation Officer)」として紹介する。

これは、コストコが長年ホットドッグの価格を据え置いてきたように、ミントモバイルもまた、サービス開始以来、月額15ドルという低価格プランを維持し続けていることを強調するための演出である。インフレが続く経済状況下で、両社に共通する「顧客への価値提供」という姿勢をアピールする狙いだ。

レイノルズ氏は、「ミントモバイルがホットドッグ事業に参入するかどうかは、肯定も否定もできない。なぜなら、ミントモバイルの誰もが私の事業拡大への欲求を肯定してくれないからだ」と、お得意のジョークを飛ばしている。

 

CM放映の舞台は「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」

この注目のCMが放映されるのは、アメリカ独立記念日である7月4日にニューヨークのコニーアイランドで開催される恒例イベント「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」のテレビ中継だ。

今年は、昨年スポンサー契約の問題で欠場した絶対王者ジョーイ・チェスナット選手が復帰することでも話題となっており、全米の注目が集まる中での広告展開となる。食の祭典という舞台で、ホットドッグ界のレジェンドであるガランティ氏を起用することは、非常に効果的な戦略と言えるだろう。

 

なぜコストコ元CFOだったのか?両社に共通する「価格維持」への信念

 

リチャード・ガランティ氏は、コストコのCFOとして、地球と天国を動かしてでもホットドッグセットの価格を1.50ドルに維持しようとした幹部の一人として知られている。この揺るぎない姿勢が、ミントモバイルのマーケティング戦略と見事に合致した形だ。

ミントモバイルの最高マーケティング責任者であるアンドリュー・フライド氏は、「我々は2016年に月額15ドルでプレミアムワイヤレスサービスを開始して以来、インフレと戦ってきた。我々の新しい反インフレ最高責任者には、あまりやることはないかもしれない。なぜなら、我々には月額15ドルから値上げする計画は一切ないからだ」と述べ、価格維持への自信を覗かせた。

ガランティ氏もまた、「40年間、我々はホットドッグとソーダのセットを1.50ドルに保つためにあらゆることをしてきた。だからこそ、人々のお金を節約することを愛する会社とチームを組むことは素晴らしいことだと思った」と声明を発表している。

 

仕掛け人はレイノルズ氏率いる「Maximum Effort」

 

このユニークな広告キャンペーンを手掛けたのは、ライアン・レイノルズ氏と共同設立者のジョージ・デューイ氏が率いるマーケティング会社「マキシマムエフォート(Maximum Effort)」である。同社は、レイノルズ氏が出演する映画『デッドプール』の型破りなプロモーションなどで知られ、常に話題性の高い広告を生み出すことで定評がある。

2年前にT-Mobileへ約13億ドルで売却されたミントモバイルだが、レイノルズ氏はその後もブランドの顔として深く関与し続けている。今回のCMは、彼の卓越したマーケティング手腕が再び発揮された一例と言えるだろう。

ソース:Ryan Reynolds’ Nathans Hot Dog Eating Contest ESPN Ad With Costco CFO