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ドラマ『初恋DOGs』第2話レビュー:ナ・イヌ本格参戦で恋も事件も急加速!500億ウォン(50億円)の犬を巡る三角関係が始動


清原果耶と成田凌が主演を務めるTBS系火曜ドラマ『初恋DOGs』。2025年7月8日に放送された第2話では、犬の「将軍」の本当の飼い主の孫を名乗る韓国の財閥御曹司ウ・ソハ(ナ・イヌ)と花村愛子(清原果耶)の接近が描かれ、物語が大きく動き出した。犬を巡る法と人情の対立、そして明かされる過去の繋がりから、淡い恋模様が複雑な三角関係へと発展。見どころ満載となった第2話のあらすじと今後の展開を考察する。

500億ウォン(50億円)の相続犬!?ウ・ソハの登場で揺れる愛子と白崎

愛犬たちのために初デートをすることになった弁護士の花村愛子(清原果耶)と、動物病院の獣医師・白崎快(成田凌)。あくまで犬のため、と自分に言い聞かせる愛子と、女っ気のなかった白崎のデートに盛り上がる周囲の温度差が、二人のぎこちない関係性を浮き彫りにする。そんな中、突如現れたのが韓国の財閥「ウロアグループ」の御曹司、ウ・ソハであった。

ソハは、白崎が保護している犬「将軍」が、実は自分の祖母が飼っていた「ロッキー」であると主張。慰謝料は言い値で支払うと申し出るが、白崎は金銭ではなく、犬の幸せを第一に考え、元の飼い主である祖母との面会を要求する。しかし、ソハは「祖母はすでに亡くなっている」という重要な事実を隠し、犬とも一時的にはぐれただけだと主張。愛子は弁護士として、日本の法律では拾得物にあたる犬は3ヶ月経てば拾った者の所有物になると冷静に反論し、一度はソハを退ける。だが、ソハは「その犬を世話する者は500億ウォンを相続できる」という衝撃の事実を明かし、事態は金と愛情を天秤にかける複雑な様相を呈していく。

恋愛観の対立と深まる謎、ソハが仕掛ける心理戦

白崎は「金の問題ではない。将軍にとって何が一番いいかを考えたい」と、動物の命を預かる者としての実直な姿勢を崩さない。一方、愛子は白崎の真意を測りかね、どこか彼の気持ちを決めつけてしまう未熟さを見せる。

そんな中、ソハは力ずくではなく、まず愛子の信頼を得る作戦に出る。愛子の弁護士事務所を訪れ、上司の命令で愛子が彼の相談係に任命されてしまうという急展開。横浜の街を散策しながら、ソハは有名人であるがゆえの孤独や家族との確執をのぞかせ、愛子との距離を縮めていく。韓国では「一緒にご飯を食べればチング(友達)」だと語るソハのエスコートはスマートで、彼のミステリアスな魅力に惹きつけられる。

愛子、白崎、ソハの三者が会した場面では、それぞれの恋愛観が露わになる。「恋愛は錯覚」だという愛子、「本能」だとする白崎、そして「娯楽」だと言い切るソハ。三者三様の価値観が、今後の三角関係の行方を暗示しているようだ。ソハが祖母の死を隠し、嘘を重ねていることに気づいた白崎は不信感をつのらせ、「将軍は絶対に返せない」と決意を新たにする。

 

明かされた初恋の記憶と、将軍誘拐の衝撃ラスト

ソハへの不信から感情的になる白崎を追いかけた愛子。その時、彼女のしゃっくりが止まらなくなる。白崎はごく自然に愛子に触れてそのしゃっくりを止め、その不意の行動に愛子の心臓は高鳴る。この出来事をきっかけに、愛子の脳裏に過去の記憶が蘇る。子供の頃、野良犬を可愛がっていた白崎のしゃっくりを、自分が止めてあげたこと。台風の日に二人でその犬を動物病院へ連れて行ったこと。白崎が昔から動物の命を大切にする、心優しい少年だったことを思い出したのだ。

ソハは、それは「初恋だ」と指摘する。愛子自身も、白崎への特別な感情が、遠い日の初恋であったかもしれないことを意識し始める。二人の運命的な繋がりが明らかになった矢先、物語は衝撃的な結末を迎える。白崎の自宅にいたはずの将軍が、何者かによって連れ去られてしまったのだ。

500億ウォンの相続が絡む将軍の誘拐は、誰の仕業なのか。そして、初恋を自覚した愛子と、実直な白崎、ミステリアスなソハが織りなす三角関係の行方はどうなるのか。事件と恋が複雑に絡み合い、次週への期待が最高潮に達する幕切れとなった。