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【イベントレポート】Z世代に人気のBeReal、日本MAU500万人突破。初の広告セミナーで明かされた「リアル」を捉えるマーケティング戦略


フィルターのない「ありのまま」を共有するSNSとしてZ世代を中心に支持を広げるBeRealが、2025年6月19日、初の主催セミナー「BeReal. Time Z世代の「今」を動かす、2分間の感情設計。」を開催した。セミナーでは、日本国内のMAU(月間アクティブユーザー数)が500万人を突破したことが明かされると共に、今後のマーケティング活用における大きな可能性が示された。

BeReal 笹川氏

MAU500万人突破、SNS疲れの受け皿に。BeRealが語る急成長の背景

 

セミナー冒頭、BeRealの日本広告責任者である笹川明人氏が登壇。近年のSNS市場について「SNSの利用時間は増加する一方、加工された“映え”に対する飽きや疲れを感じるユーザーが増加している」と分析。その中で、リアルな日常を共有するBeRealが登場し、多くのユーザーに受け入れられたと説明した。

現在、BeRealではユーザーの80%以上が毎日投稿しており、そのエンゲージメントの高さが特徴である。日本国内においては2025年5月にMAUが500万人を突破し、市場での存在感を急速に拡大している。笹川氏は日本支社の体制強化を進めていることにも触れ、「BeRealを通じて、広告主の皆様の課題解決およびビジネス成長に貢献していきたい」と力強く語った。

 

WHITE SCORPIONが証言。BeRealが築くファンとの「新たな絆」

BeRealを実際に活用するユーザーを代表し、次世代アイドルグループ・WHITE SCORPIONが登壇。メンバーのNICOさんは「他のメンバーの一面をこっそり撮るのが楽しい」と、グループならではの楽しみ方を紹介した。

また、他のSNSとの使い分けについて、ACEさんは「他のSNSは私たちを知ってもらう場、BeRealはより深く知ってもらう場。BeRealを通じてコアなファンが生まれることもある」と語り、ファンとの深い関係構築に繋がっていることを明かした。AOIさんも「ファンの方のプライベートも見られることで、距離が近づいた気がする」とコメント。BeRealの国定希生氏は、この高いエンゲージメントがファンとの「新たな絆」を築いていると述べ、アイドルとファンの新しいコミュニケーションの形としての可能性を示唆した。

 

専門家が分析するZ世代の価値観とBeRealの可能性

左から天野氏、ボヴェ氏

続いて、博報堂のボヴェ啓吾氏、電通デジタルの天野彬氏が登壇し、「Z世代の価値観の変化」をテーマにしたトークセッションが実施された。SNSマーケティングの第一線で活躍する両氏が、BeRealの持つ独自性やZ世代に響く理由について専門的な見地から議論を交わした。

 

“リアル”をAI解析。BeRealが提示する次世代の広告ターゲティングとは

左からアディダス ジャパン株式会社山野邊氏、BeReal.董氏

セミナー後半では、BeRealのカスタマーソリューション責任者である董 瀛(ドン イン)氏が、広告媒体としての強みを解説した。董氏は「BeReal最大の特長は、従来のネット検索履歴に依存しないターゲティングが可能である点だ」と指摘。ユーザーが毎日投稿するオフショット写真をAIが解析し、その人の興味・関心を分析する独自の仕組みを紹介した。

さらに、知人の投稿が中心であるため一つ一つの投稿への注視度が高く、結果として広告への注目も集めやすいと説明。アディダス ジャパン株式会社の山野邊普人氏も登壇し、実際の広告活用事例を共有した。山野邊氏は「若年層から圧倒的な支持を集めており、そのリアルな声を直接聞ける場であることは非常に大きな強み。また、BeRealTimeという強力な機能を活かすことで、一体感を創出しやすい」と、その魅力を語った。

 

新サービス「BeUP!」発表。BeRealは新たなカルチャー発信地を目指す

最後に、BeRealの国定氏が今年5月から提供を開始した新サービス「BeUP!」を紹介した。「BeUP!」は、150を超える公式アカウントが提供するプレミアムなコンテンツと広告を組み合わせることができるサービスである。これにより、広告主はオーディエンスの受容度が高い広告クリエイティブを展開できるという。国定氏は「BeReal発の新たなUGCや新しい文化の創出を、他のSNSにも波及させていきたい」と述べ、BeRealが単なるSNSに留まらず、新たなカルチャーの発信地となる未来像を提示し、セミナーを締めくくった。