アニメやマンガを活用した異業種コラボレーションを表彰する日本唯一のアワード『京都アニものづくりアワード2025』のエントリーが締め切られ、全国から96作品の応募があったことが発表された。グランプリの発表と表彰式は、2025年9月20日(土)に「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」内で開催され、スペシャルゲストとして人気声優の石見舞菜香さんの登壇が決定した。

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活況のアニメ市場を反映、全国から96のコラボ作品が集結
近年、劇場版アニメの大ヒットなどを背景にアニメ市場は成長を続け、ファン層も拡大している。それに伴い、自動車、食品、ITといった多様な業界の企業が、自社の広告や商品開発にアニメやマンガ、キャラクターを起用する「アニものづくり」が活発化している。
「アニものづくりアワード」は、こうした優れたコラボレーション事例を顕彰し、アニメ業界と他産業の架け橋となることを目的に2017年に創設された。8回目となる今回は、2025年5月11日から7月11日までの期間でエントリーを受け付け、全国の企業・団体から96作品もの応募が集まった。
グランプリ発表は9月20日「京まふ」ステージで
応募作品は、6つの部門(アニメーションCM部門、コンテンツタイアップ部門、オリジナルコンテンツ部門、クラフトデザイン部門、インターナショナル部門、地方創生部門)で審査される。各部門のノミネート作品は8月下旬に発表予定だ。
そして、各部門の入賞作品および総合グランプリの発表・表彰式は、9月20日(土)に開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」の会場内、みやこめっせステージにて15時50分より行われる。
当日のステージには、スペシャルゲストとして『【推しの子】』の黒川あかね役などで知られる声優の石見舞菜香さんが登壇。さらに、MCをアナウンサーの三崎智子さん、ゲストコメンテーターをエンタメ社会学者の中山淳雄さんが務め、アワードを盛り上げる。
今後のスケジュール
- ノミネート作品発表: 2025年8月下旬予定
- 入賞作品・グランプリ発表・表彰式: 2025年9月20日(土) 15:50~
- 会場: 京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)会場内 みやこめっせステージ
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
登壇ゲスト プロフィール
スペシャルゲスト:石見舞菜香(いわみ まなか)
声優。株式会社ラクーンドッグ所属。主な出演作に「フルーツバスケット」本田透役、「【推しの子】」黒川あかね役、「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」椎名真昼役など、数多くの人気作品で主要な役を演じている。
ゲスト:中山淳雄(なかやま あつお)
エンタメ社会学者。Re entertainmentを創業し、経営コンサルタントとして活動する傍ら、大学研究員や政府の政策委員などを兼任。日本のエンターテインメントの海外展開をライフワークとし、『推しエコノミー』『オタク経済圏創世記』など著書多数。
「アニものづくりアワード」とは
「アニものづくりアワード」は、アニメやマンガ、キャラクターといったコンテンツと、異業種の「ものづくり」「コトづくり」が融合して生まれる新たなビジネス価値、技術、文化、サービスなどを顕彰するアワードである。
伝統工芸から最新テクノロジーまで、幅広い産業との優れたコラボレーション事例を表彰し、世に広く伝えることで、より質の高い取り組みを増やしていくことを目指している。
アワード実行委員会は、「引き続きアニメ業界と産業界、地方との懸け橋になるべく活動していく」とコメント。また、個人で活動するクリエイターの増加を受け、新たに「個人アニメクリエイター特別賞」(仮称)を設置することも明らかにしている。
「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)」とは
西日本最大級のマンガ・アニメ・ゲームの総合見本市。出版社やアニメ制作会社などが多数出展し、最新作のPRやグッズ販売、ステージイベントなどを展開。クリエイター育成やビジネス創出支援も目的としており、国内外から多くのファンやビジネス関係者が訪れる。
京都アニものづくりアワード2025 開催概要