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伝説の絵本作家M.B.ゴフスタインの傑作『私と私の船長さん』が新訳・新装版で待望の復刊。木の人形が紡ぐ究極のラブストーリー。


株式会社トンカチは、アメリカの伝説的絵本作家M.B.ゴフスタインの名作『私と私の船長さん』(原題:Me and My Captain)を、2025年8月4日に新訳・新装版として発売することを発表した。現在、公式オンラインストア「トンカチストア」や楽天ブックスなどで予約受付中である。

本書は、ゴフスタインが1974年に発表して以来、多くの読者を魅了してきた作品。今回の復刊は、新たな翻訳と美しい装丁によって、現代にその輝きを再び放つことになる。

『私と私の船長さん』とは? 棚の上が舞台の幻想的な物語

 

物語の舞台は窓際の棚の上。登場人物はすべて木の人形というユニークな設定である。運命の人である「船長さん」との出会いから始まる、夢のようなひとときが、イマジネーション豊かに描かれる。

ゴフスタイン作品の特徴である、シンプルを極めた絵と、優しくも深い哲学的なテーマが本書の魅力だ。「私たちの本当のしあわせとは何か」という普遍的な問いを、読者の心に静かに投げかける。子どもだけでなく、大人の心にも深く染み入る究極のラブストーリーである。

 

光と海を表現した、こだわりの新装版デザイン

今回の新装版では、オリジナルの魅力を最大限に活かしつつ、現代的な感性が加えられたデザインが施されている。

判型は同シリーズの『海のむこうで』と同じサイズに拡大されたが、イラストはオリジナルとほぼ同じサイズで配置され、ゴフスタインの描く繊細な世界観を尊重した。

表紙は、太陽をイメージした黄色の布と、オリジナルのデザインを踏襲した紙を組み合わせた「継ぎ表紙」という手法を採用。布の温かい手触りと、クリアなイラストの共存を実現している。見返しにはシルバーの紙を使用し、キラキラと揺れる水面を表現。太陽と海、そして光が散りばめられた、美しく特別な一冊に仕上がっている。

新たな命を吹き込む「トンカチ流」の新訳

 

翻訳は、企画も手掛けるトンカチが担当。キャラクターの息遣いが感じられるような、新たな言葉のリズムを追求した。

翻訳チームが特にこだわったのは、船長さんが主人公にプロポーズする場面だという。「結婚しようよ」というセリフに、重さではなく軽やかさを持たせることで、思い立ったらまっすぐに情熱を伝える船長さんのキャラクター像を確立した。翻訳は単なる言葉の置き換えではなく、キャラクターを創造する作業であるという、同社の哲学が垣間見える。

M.B.ゴフスタインについて

1940年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。幼少期、本は神様がくれたものだと信じていたゴフスタインは、人間が書いたと知って以来、本を作る人になることを志した。

彼女の作品は、スピリチュアルで哲学的なストーリーと、愛らしくシンプルな線で描かれる絵が特徴である。児童書という形式を借りながら、人生や幻想といった深いテーマを描き続け、世界中の読者から愛され続けている。

 

書籍情報

  • 書名: 私と私の船長さん
  • 発売日: 2025年8月4日(出荷は8月8日以降順次)
  • 価格: 2,750円(税込)
  • 仕様: W173mm × h210mm ×9mm / 本文36P / ハードカバー(布貼り)継ぎ表紙、箔押し仕上げ
  • 文・絵: M.B.ゴフスタイン
  • デザイン: 佐々木美香
  • 企画・翻訳: トンカチ
  • ISBN: 978-4-910592-42-8
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