株式会社KADOKAWAは2025年7月22日、ガメラ生誕60周年を記念した新作ボードゲーム『Kaiju on the Earth LEGENDS ガメラ』を2025年12月12日(金)に発売すると発表した。本作は、アナログゲームブランド「カドアナ」が手掛けるもので、平成ガメラ3部作に登場する怪獣たちが盤上で激突する2〜4人対戦型のゲームである。
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平成ガメラ4怪獣による夢のバトルロイヤルが実現
『Kaiju on the Earth LEGENDS ガメラ』は、「もし平成ガメラ3部作に登場する怪獣たちが同時に戦ったらどの怪獣が勝ち残るのか?」という、ファンならば誰もが夢見る「if」のシチュエーションをボードゲームで実現したものである。ゲームの舞台は「とあるマナ研究者が遺したシミュレーター」という設定になっており、プレイヤーは「ガメラ」「ギャオス」「レギオン」「イリス」のいずれかの怪獣を担当し、勝利を目指す。
各怪獣の特徴を再現した専用のカードデッキを駆使し、マップ上の建物や他の怪獣との位置関係を測りながら戦う、戦略性の高いバトルロイヤルが楽しめる。
特徴が再現された4体のプレイアブル怪獣
プレイヤーが選択できる怪獣は、それぞれ映画での特徴がゲームシステムに巧みに落とし込まれている。
ガメラ(『ガメラ2 レギオン襲来』モデル)
建物を吹き飛ばす豪快な攻撃や、広範囲を巻き込む必殺技が特徴。特定の条件を満たすことで、劇中のような最大火力の攻撃を放つことが可能だ。
ギャオス(『ガメラ 大怪獣空中決戦』モデル)
3体のコマを同時に操り、数で相手を圧倒する。1体ごとの体力は低いものの、巧みな位置取りと手数で敵を翻弄し、勝利を手繰り寄せる。
レギオン(『ガメラ2 レギオン襲来』モデル)
ソルジャーレギオンやレギオンプラントを盤面に配置し、得意の遠距離攻撃で戦場を支配する。戦略的に相手を追い詰めるプレイが求められる。
イリス(『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』モデル)
序盤は弱いが、ゲームの進行とともに自己進化を遂げる大器晩成型の怪獣。最終形態まで進化すると、誰にも止められないほどの圧倒的な力を発揮する。
戦略とデッキ操作が勝利の鍵
本作のゲームシステムは、各プレイヤーが持つ10枚のカードで構成されたデッキを用いて怪獣に行動を指示する、デッキ操作が中心となる。カードには大別して4種類が存在する。
- 【アタック】カード(赤): 他の怪獣や建物を攻撃する。
- 【リアクション】カード(緑): 敵の攻撃に対して使用する防御や反撃のカード。
- 【スキル】カード(黄): 攻撃以外の特殊な行動を実行する。
- 【チャージ】カード(青): 場に公開設置することで、継続的な効果や強力な行動の準備を行う。
各怪獣のデッキは、これらのカードの構成比率が異なり、それぞれの得意な戦術を表現している。プレイヤーは敵怪獣にダメージを与えて得点を稼ぎ、最終的により多くの得点を獲得した者が勝者となる。
デッキビルドで広がる無限の戦略
ゲームには、各怪獣ごとに特性の異なる2種類のデッキセットが用意されている。ゲームに慣れてきたプレイヤーは、これら2セット計20枚のカードから自由に10枚を選び、自分だけのオリジナルデッキを構築する「デッキビルドモード」で遊ぶことができる。これにより、繰り返し遊べるリプレイ性の高さと、より深い戦略性を追求することが可能だ。
開田裕治氏の描き下ろしアートとこだわりのコンポーネント
本作のボックスアートは、「怪獣絵師」として名高い開田裕治氏による渾身の描き下ろしイラストが飾る。平成ガメラを象徴する4大怪獣が一同に会する迫力のイラストは、メインボードの裏面にもクレジットなしで掲載されており、アートワークとしても楽しめる。
また、ゲームを彩るコンポーネントも充実している。約4cmのビッグサイズで造形された怪獣コマや、破壊可能な建物コマ、ソルジャーレギオンやレギオンプラントといった各種木ゴマが、ガメラの世界観を卓上に再現する。
『Kaiju on the Earth LEGENDS ガメラ』製品情報
本作は、人気ボードゲームシリーズ『Kaiju on the Earth』のスピンオフ企画『LEGENDS』シリーズの第2弾としてリリースされる。予約はカドカワストアやAmazon等のECサイトで開始されている。