株式会社ポケモンは2025年7月22日、思考力が育つ知育アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」を開発するワンダーファイ株式会社と共同で、新作ひらめきゲーム『ポケモンフレンズ』をリリースした。これに合わせ、現代日本人の「自ら考える機会」に関する調査結果を公開。テクノロジーの進化がもたらす利便性の裏で、人々の思考習慣に変化が現れている実態が明らかになった。
目次
スマホ時代の情報収集、若者はSNS・高年齢層はニュースアプリが主流
調査によると、スマホやPCを使った情報収集手段で最も多かったのは「ニュースサイトやニュースアプリ」で49%を占めた。次いで「SNS」が30%という結果である。
これを年代別に見ると傾向は異なり、若年層ほどSNSを情報源とする割合が高く、年代が上がるにつれてニュースサイトやアプリの利用が増加する。また、全世代で約2割が「動画」から情報を得ていることも判明し、情報収集の多様化がうかがえる。
10代の4割が宿題にAI利用、テクノロジーとの向き合い方に世代間ギャップ
近年急速に普及するAIチャットボットの利用実態についても調査が行われた。「宿題や課題にAIを使ったことがあるか」という質問に対し、10代では41%が「ある」と回答。これは次点の20代を31ポイントも上回る突出した数字であり、若年層におけるAIの浸透と、学習における活用実態が浮き彫りとなった。
約6割が“目的のないSNS”に1時間以上費やす、若年層ほど顕著に
「目的なくSNSを見ていて、つい時間が経ってしまうことがあるか」という問いでは、1日あたり平均1時間以上を費やす人が59.5%と約6割に達した。
特にこの傾向は若い世代で顕著であり、1時間以上見ている人の割合は10代で87%、20代で83.3%に上る。一方で、「気付いたら5時間以上見ている」と回答した割合が最も高かったのは40代(9.3%)であり、世代を問わずスマートフォンの長時間利用が課題となっていることが示された。
同様に、目的のない動画視聴についても調査され、60代を除く全ての年代で半数以上が「意図せず見続けてしまい、思ったより時間が経っていることが多い」と回答。特に10代では72.2%が該当すると答えている。
“タイパ”の裏で罪悪感?思考機会の減少を半数が実感
こうした目的のないSNS閲覧や動画視聴の後、「罪悪感や虚無感を感じるか」という質問には、58.2%が「感じる」「少し感じる」と回答した。時間を費やした後に、ネガティブな感情を抱く人が半数以上いることがわかった。
さらに、「テクノロジーの進化によって、自分で考える機会が減ってしまっていると感じるか」という設問では、49.8%が「感じる」「少し感じる」と回答。約2人に1人が、テクノロジーの恩恵を受ける一方で、自ら思考する機会が失われつつあると感じている現状が明らかになった。
考えることが楽しくなる!新作『ポケモンフレンズ』とは
今回リリースされた『ポケモンフレンズ』は、こうした現代の課題に対する一つのアプローチとして開発された。調査で明らかになったように、現代社会では情報を受け身で得ることが多くなり、「自ら考える機会」が減っていると感じる人が少なくない。
本作は、プレイヤーが自ら考え、工夫し、挑戦する中で自然と思考力を育むことを目的とした「あたまをほぐす、ひらめきゲーム」である。テクノロジーを活用しつつも、ゲームとして楽しみながら「“考える”を楽しむ仕掛け」を数多く用意することで、思考すること自体の楽しさを提供していくことを目指している。
『ポケモンフレンズ』商品情報
タイトル
『ポケモンフレンズ』
ジャンル
あたまをほぐす、ひらめきゲーム
スマートフォン版
- 対応機種:iOS/Android
- 販売価格:基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)
- 開発・販売:株式会社ポケモン
Nintendo Switch 版
- 対応機種:Nintendo Switch/Nintendo Switch(有機ELモデル)/Nintendo Switch Lite
- 販売形態:ダウンロード専用
- 販売価格:
- 『ポケモンフレンズ』:1,400円(税込)
- 『ポケモンフレンズ まとめてパック』:4,700円(税込)
- CERO:A
- 販売:任天堂株式会社
- 発売:株式会社ポケモン
公式サイト
https://www.pokemon-friends.jp
権利表記
©2025 Pokémon. ©1995-2025 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。 Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。