Netflixの大ヒットシリーズ『ウェンズデー』のティム・バートン監督が、シーズン2でゲスト出演するレディー・ガガとの仕事について「インスピレーションを受けた」と語り、その才能を高く評価した。ロンドンで開催されたシーズン2のプレミアで明かされたもので、今後の再タッグの可能性も示唆している。
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ティム・バートン監督、レディー・ガガを「インスピレーションの源」と称賛
ティム・バートン監督兼製作総指揮は、現地時間水曜の夜にロンドンで開催された『ウェンズデー』シーズン2のプレミアにて、米Variety誌の取材に応じた。
シーズン2で新たにキャストに加わったレディー・ガガについて尋ねられると、「彼女は真のアーティストだ。だから私にとって、アーティストと仕事をすることはインスピレーションを受けることなんだ」と絶賛した。
さらに、「それは、以前にも一緒に仕事をしたことがある(スティーヴ・)ブシェミや(ジョアンナ・)ラムレイにも感じたことだ。彼のような人々がセットに入ってくると、クルー全員がパッと明るくなるのがわかる。目撃できるのは素晴らしいことだ」と語り、素晴らしいキャスト陣が現場に与える好影響を強調した。
レディー・ガガは伝説の教師役、豪華新キャストが集結
レディー・ガガは現在ツアー中のためプレミアには不参加だったが、本作では「ウェンズデーと関わりを持つ、ネヴァーモア学園の伝説的な教師」であるロザライン・ロットウッド役でゲスト出演する。
シーズン2ではガガのほかにも、ネヴァーモア学園の新校長バリー・ドート役にスティーヴ・ブシェミ、ウェンズデーの祖母役にジョアンナ・ラムレイといった実力派俳優が新たに加わる。
シーズン2はアダムス・ファミリーの関係性をより深く描く
バートン監督は、シーズン2がシーズン1とどう違うのかという点について、アダムス・ファミリー内の力学に、より焦点を当てていると説明した。
「ウェンズデーとその母親(モーティシア)、そしてモーティシアとその母親(ウェンズデーの祖母)が登場する。それによって、この奇妙な家族を少し深く掘り下げられると感じている」と述べた。
モーティシア・アダムスを演じるキャサリン・ゼタ=ジョーンズも、シーズン2で自身の役柄がより大きな役割を担うと明かしている。 「ネヴァーモアで(ウェンズデーと)非常に近しい関係になるというストーリーラインを与えられて、とても光栄だった。二人の間の緊張や葛藤、一種の決闘を見ることができる。そして、私の母親役として偉大なジョアンナ・ラムレイが登場し、私も彼女に対して同じように contentious(論争好き)で combative(好戦的)になる。この家族がどんなものなのかがわかるはずだ」と語り、三世代の女性たちの複雑な関係性が見どころの一つであることを示唆した。
バートン監督、ガガとの再タッグを示唆 シーズン3の展望も
バートン監督は最近、イタリアのジッフォーニ映画祭で「彼女とは別のこともした」と発言し、ガガとの新たなコラボレーションの可能性をほのめかしていた。この点についてVariety誌に問われると、「いや、明かせない。でも、そうなるといいなとは思っている」と答え、将来的な再タッグに期待を寄せた。
また、『ウェンズデー』は既にシーズン3への早期更新が決定しているが、バートン監督は「まだシーズン2の1エピソードを仕上げているところだ」と述べ、まずは目前のシーズン2の完成に集中していることを明かした。
『ウェンズデー』シーズン2 配信情報
待望の『ウェンズデー』シーズン2は、以下の日程でNetflixにて独占配信が開始される。
- パート1:2025年8月6日
- パート2:2025年9月3日
新たなキャストを迎え、アダムス・ファミリーの物語をさらに深掘りする新シーズンに、世界中から期待が寄せられている。