トム・ホランドが主演を務めるソニー/マーベル共同製作の映画『スパイダーマン』シリーズ第4作(原題:Spider-Man: Brand New Day)に、超豪華な共演者たちが集結することが明らかになった。中でも最大の注目は、「ハルク」ことブルース・バナー役でマーク・ラファロがMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に帰還することである。
『スパイダーマン4』に超豪華ヒーローが集結
マーク・ラファロが、トム・ホランド演じるスパイダーマンとの共演を果たす。このキャスティングは以前から噂されていたが、脚本の完成と今月からのイギリスでの撮影開始に合わせて正式に決定した。
トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズは、これまでもベテランヒーローとの共演が伝統となっていた。
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年):アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)
- 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年):ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
- 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年):ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
しかし、最新作『Brand New Day』は、ハルクだけでなく、さらに強力な助っ人を迎えることになる。
パニッシャーもMCU映画に初登場
Netflixのドラマシリーズで同役を演じたジョン・バーンサルが、孤高の私刑執行人「パニッシャー」としてキャストに名を連ねていることが判明した。これにより、パニッシャーはMCUの映画作品に初登場を果たすことになる。映画館のスクリーンにパニッシャーが登場するのは、故レイ・スティーヴンソンが主演した2008年の『パニッシャー: ウォー・ゾーン』以来となる。
ヴィランはスコーピオンが再登場か
ヒーロー側だけでなく、ヴィラン(敵役)のキャスティングも明らかになった。人気ドラマ『ベター・コール・ソウル』で知られるマイケル・マンドが、トム・ホランド版シリーズ第1作『スパイダーマン:ホームカミング』で演じたヴィラン「スコーピオン」役で再登場する。ポストクレジットシーンでの登場以来、その後の動向が注目されていたキャラクターが、満を持して物語に本格的に絡むことになりそうだ。
物語の展開と製作陣
物語の詳細は固く伏せられているが、マーベル作品の王道パターンに倣えば、スパイダーマン、ハルク、パニッシャーが最初は互いに衝突し、やがて真の敵を倒すために共闘する展開が予想される。
監督は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のデスティン・ダニエル・クレットンが務める。脚本はこれまでのシリーズ同様、クリス・マッケナとエリック・ソマーズが担当する。
公開日と公式コメント
『Spider-Man: Brand New Day』の全米公開日は2026年7月31日を予定している。
なお、今回のキャスティング情報に関して、ソニー・ピクチャーズおよびマーベル・スタジオからの公式なコメントはまだ発表されていない。