アーティスト・氷川きよしの新曲「白睡蓮(しろすいれん)」のミュージックビデオが、2025年8月8日20時に公式YouTubeチャンネルでプレミア公開された。作詞に松本隆、作曲にTAKURO(GLAY)、編曲に亀田誠治という日本音楽界の巨匠たちが手がけた本作は、多くの音楽ファンの注目を集めている。
目次
豪華クリエイター陣が描く「来世」への希望
新曲「白睡蓮」は、喪失と再会、そして“来世”への希望をテーマにした、繊細で情緒豊かなバラードである。作詞は数々の名曲を世に送り出してきた松本隆、作曲はロックバンドGLAYのリーダーであるTAKURO、そして音楽プロデュースと編曲はトッププロデューサーの亀田誠治が担当した。
「来世で会おうね」「来世ははぐれないでね」という印象的なフレーズが繰り返され、聴く者の心の奥深くに静かな感動を残す。表現者としての氷川きよしの真価が発揮された、渾身の一曲と言えるだろう。
映像美が光るミュージックビデオ
本日プレミア公開されたミュージックビデオは、楽曲の世界観を美しく投影した映像作品となっている。氷川の圧倒的な歌声と存在感を中心に据え、余計な装飾を排したシンプルな演出が、“白睡蓮”が象徴する世界を鮮やかに浮かび上がらせている。
氷川は「大切な人を想う心を歌に込めました。生きることの痛みや祈りを、音楽を通じて感じていただければ嬉しいです」とコメントを寄せている。
制作陣が語る「白睡蓮」誕生秘話
氷川きよし コメント
5歳の時、初めて人前で歌った松田聖子さんの「赤いスイートピー」。その作詞家である松本隆先生が詞を書いてくださったことに深い感慨を覚える。歌詞からは、愛する人との別れを経験した人々の心に寄り添うような、超越した世界観と真心を感じた。TAKUROさんが手掛けたメロディーと共に、この曲が多くの人々の心の支えになるよう、心を込めて歌いたい。
亀田誠治 コメント
氷川さんの歌には時代を包み込む力がある。松本隆さんの歌詞は氷川さんの全人生を描き切っており、その世界観を表現できるのはGLAYのTAKUROしかいないと感じた。この曲は、時空を超えて永遠に輝く楽曲であり、この奇跡の瞬間に立ち会えたことを幸せに思う。
松本隆 コメント
演歌系の歌唱力が高い人が上質なPOPSを歌いたいという言葉に、私は弱い。引き受けてしまった。亀田くん、TAKUROさんという鉄壁の布陣で、外しようがない。生と死が描かれている詞が良い詞だとすれば、この「白睡蓮」は私の代表作のひとつになるかもしれない。
TAKURO コメント
多大な影響を受けた松本隆さんの美しい詞と亀田誠治さんの素晴らしい編曲で、最高の楽曲が完成した。生きている中で感じる痛みや再会の願いを、氷川さんの優しく力強い歌声が届けてくれる。この曲が多くの人の心に静かに咲いてくれることを願っている。
リリース情報
- デジタル先行配信:2025年9月3日
- CDリリース:2025年9月3日
- 品番:COCA-18307
- 価格:¥1,500(税込)
詳細は日本コロムビアの公式サイトで確認できる。
全国ツアーも後半戦へ
9月からは全国コンサートツアー『KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025~KIINA’S LAND~』の後半がスタートする。精力的な活動を続ける氷川きよし+KIINA.から、今後も目が離せない。
- 9月4日(木)・5日(金):LINE CUBE SHIBUYA(東京)
- 10月1日(水)・2日(木):上野学園ホール(広島)
- 10月17日(金):iichikoグランシアタ(大分)
- 10月19日(日):熊本城ホール(熊本)
- 10月23日(木)・24日(金):相模女子大学グリーンホール(神奈川)
- 11月5日(水):仙台サンプラザホール(宮城)
- 11月18日(火)・19日(水):愛知芸術劇場(愛知)
- 11月23日(日)・24日(月祝):フェスティバルホール(大阪)
チケット代は全席指定¥10,000(税込)。詳細はコンサートツアー特設ホームページにて。
氷川きよし プロフィール
2000年に「箱根八里の半次郎」でデビューし、数々の音楽賞を受賞。NHK紅白歌合戦には24回出場し、2006年には「一剣」で日本レコード大賞を受賞した。近年はアニメ「ドラゴンボール超」の主題歌「限界突破×サバイバー」でも大きな注目を集め、ジャンルを超えた活動で老若男女問わず幅広いファン層から支持されている。