俳優の大泉洋が、脚本家・野木亜紀子とタッグを組むテレビ朝日系10月期の新ドラマ「ちょっとだけエスパー」で主演を務めることが発表された。放送は毎週火曜よる9時から。会社をクビになったごく普通のサラリーマンが、ある日突然“ちょっとだけエスパー”となり、世界を救うかもしれないミッションに挑む、完全オリジナル脚本の“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”である。
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ドラマ「ちょっとだけエスパー」あらすじ
本作の主人公は、大泉洋演じる文太。勤めていた会社をクビになり、家族も貯金も失ってネットカフェで暮らすという、まさに人生のどん底にいた。そんな彼の元に、ある日「ノナマーレ」と名乗る謎の会社から面接の案内が届く。そこで文太は、エスパーとして“世界を救う”という突拍子もない仕事を任されることになる。
仕事のために用意された社宅へ行くと、そこには見知らぬ女性が。彼女は文太を自分の夫だと思い込んでおり、奇妙な夫婦生活がスタートする。しかし、この仕事には「人を愛してはならない」という不条理で不可解なルールが存在した。果たして文太は、与えられた“ちょっとだけ”の能力で世界を救うことができるのだろうか。
主演・大泉洋が語る役柄と“怖い”能力
主演の大泉は、自身が演じる主人公・文太について「とても優しい。穏やかな人物を演じるのは久々」と語る。周りに流されたり、人に強く言えなかったりする部分に自身との共通点を感じているようだ。
注目のエスパー能力については、「ちょっとだけとはいえ、なかなかのエスパー。でもこの能力は非常に怖いなと思ったので、僕は絶対欲しくないです。世界を救うにはいい力かもしれないけど怖い!」とコメント。その能力の詳細は第1話で明かされるとのことで、期待が高まる。
豪華キャストも集結!大泉洋が明かす共演者のヒント
文太の他にも「ヒーローの仲間」が登場するといい、大泉は「出演する役者の皆さんがとても魅力的で豪華な方ばかり」と、今後のキャスト発表に含みを持たせた。
さらに、次に発表される予定のキャストについて、以下のヒントを明かしている。
- 過去に共演したことがある。
- その方の兄役を演じた。
- あまり民放の連続ドラマのイメージがない方。
- 人気があり、皆さんが大好きな方。
このヒントから、SNSなどでは共演者予想が白熱することは間違いないだろう。
脚本・野木亜紀子が描く“少し不思議”な世界
脚本を手掛けるのは、『ラストマイル』や『アンナチュラル』など数々のヒット作を生み出してきた野木亜紀子。大泉とは映画『アイアムアヒーロー』以来のタッグとなる。
野木は本作について「SFといっても本作は “少し不思議※”のSFで、派手な能力は出てきません」と説明(※藤子・F・不二雄先生の言葉)。超能力ブームの時代に育った自身の経験を基に、「雇われエスパーの文太たちは、ちょっとだけの能力で、ちょっとしたミッションを繰り返す。世界からこぼれ落ちた彼らの、悲喜こもごもの物語」を描くとしている。企画の立ち上げは2021年とのことで、4年の歳月を経てついに実現する意欲作だ。
実力派スタッフが作品を彩る
監督には、ドラマ「忍びの家 House of Ninjas」や「最愛」を手掛けた村尾嘉昭と、「ストロベリーナイト・サーガ」などで知られる山内大典。音楽は、「JIN -仁-」や「義母と娘のブルース」の高見優と、「笑ゥせぇるすまん」の信澤宣明が担当する。主演の大泉、脚本の野木に加え、強力なスタッフ陣がこの異色のヒーロードラマをどう作り上げるのか、注目が集まる。
番組概要
- タイトル: 「ちょっとだけエスパー」
- 放送日時: 2025年10月スタート 毎週火曜 よる9:00~9:54
- 放送局: テレビ朝日系
- 出演: 大泉洋 ほか
- 脚本: 野木亜紀子
- 監督: 村尾嘉昭、山内大典
- 音楽: 髙見優、信澤宣明
- (C)テレビ朝日
- 公式サイト:ちょっとだけエスパー|テレビ朝日