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ゆはらかずき監督XRアニメ『First Virtual Suit』、ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映決定。日本から6年ぶりの快挙


ゆはらかずき監督のXRアニメ、世界三大映画祭へ

株式会社CinemaLeap製作のXRアニメーション『First Virtual Suit』(ゆはらかずき監督)が、世界三大映画祭の一つである第82回ヴェネチア国際映画祭のIMMERSIVE部門「Venice Immersive」にノミネートされ、ワールドプレミア上映されることが決定した。同映画祭は2025年8月27日から9月6日まで開催され、期間中、本作品が上映される。

ヴェネチア国際映画祭は世界で最も歴史の古い映画祭として知られ、そのXR部門である「Venice Immersive」は、世界中の優れたイマーシブ作品が集まる最高峰の舞台である。

日本から6年ぶり、史上2人目の快挙

本作のノミネートは、ヴェネツィア・ビエンナーレが主催するVRクリエイターの発掘・育成プログラム「BIENNALE COLLEGE CINEMA IMMERSIVE」に選出されたことによるものである。同プログラムに日本のプロジェクトが選出されるのは6年ぶり、史上2人目という快挙だ。

また、本作は経済産業省が実施する次世代クリエイター支援アクセラレーションプログラム「創風」の支援を受けて制作されており、国からの期待も背負う作品となっている。

 

XRアニメーション『First Virtual Suit』とは

『First Virtual Suit』は、仮想世界が一般的になった近未来を舞台に、初めて自身のアバターを作ることを通して「自分自身と再会する」物語である。

あらすじ

近い将来、仮想世界が一般的になった時。 私たちは”もう一つの自分の姿=アバター”を持つことが当たり前になっていきます。 そんな未来で私たちは、”もう一つの自分の姿”に、何を投影していくのでしょうか? それは、なりたかった理想の姿? あるいは、今まで隠していた本当の自分? 自由に作り上げることのできるアバターをクリエイトすることで、 あなた自身の中に眠っている本来の自分と向き合うことができるはずです。 「First Virtual Suit」は、そんな初めてのアバター作りを通して描く、 “自分自身と再会”する物語です。

アバターという「もう一つの自分の姿」に何を投影するのかを問いかけ、観る者が自身の中に眠る本来の自分と向き合うきっかけを与える、35分間の体験型アニメーション作品である。

 

ゆはらかずき監督のコメント

ゆはらかずき監督は本作について次のようにコメントしている。

本作品では、将来や自分らしさに悩む高校生がバーチャル世界を通じて、アバターの持つ多様性と可能性、そしてその選択が現実にも影響を与える様子を描いています。バーチャルな空間では、年齢や性別、さらには種すら超えて、さまざまな「なりたい自分」になることができます。その自由さに魅了される一方で、無限に広がる選択肢に戸惑いを覚えるのも、私たちに共通する感覚ではないでしょうか。 本作は、無数のアバターの中から何を選ぶのか、どんな自分でありたいのかという問いを描く物語です。それは、単なるキャラクター選択ではなく、自分自身の輪郭を見つめ直す機会にもなると考えています。 本作が、観客一人ひとりの中に眠る「まだ出会っていない自分」と向き合うきっかけとなれば幸いです。

 

作品概要

  • 作品名: First Virtual Suit
  • 製作年: 2025年
  • 製作: 株式会社CinemaLeap
  • 作品尺: 35分
  • ジャンル: XRアニメーション
  • 監督: ゆはらかずき
  • 脚本: 佃 良太
  • プロデューサー: 内藤 裕太、大橋 哲也、待場 勝利
  • 音楽 / サウンドデザイン: 島 尚比呂
  • 出演 / 作詞: 西野 朝来
  • 振付: 大和
  • 開発: Korin(株式会社フレームシンセシス)

 

監督プロフィール

ゆはらかずき 映像ディレクター / VRアニメーション作家。2019年に多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コースを卒業後、2022年に東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻ゲームコースを修了。代表作にVR作品『MOWB』『Monad』や、『ポプテピピック』第二期OPなどがある。