手塚治虫の不朽の名作「鉄腕アトム」を原案としたミュージカル「アトム」が、15年の時を経て2025年11月21日(金)から11月30日(日)まで、東京・IMM THEATERにて上演されることが決定した。
主演のトキオ役は、ダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバーである髙橋颯と、5人組ボーイズグループ「WILD BLUE」のメンバーである宮武颯がWキャストで務める。演出は、2010年の初演で主演を務めた良知真次が担当する。

Ⓒミュージカル「アトム」製作委員会
目次
手塚治虫のメッセージが込められた名作が、初演スタッフと共に蘇る
本作は、かつて鉄腕アトムが活躍した時代が終わり、進化したロボットたちが人間に自由を奪われ、絶対服従を強いられる未来の世界が舞台である。ロボットと人間の共存という普遍的なテーマの中に、手塚治虫が込めた強いメッセージが描かれる。
初演は2010年から2013年にかけて、劇団わらび座の企画・制作により全国でロングラン公演が行われた。今回の再演では、脚本・総合演出の横内謙介(扉座)、作曲の甲斐正人といった初演の豪華スタッフが再集結し、作品の新たな魅力を引き出す。
演出は初演主演の良知真次、主演には髙橋颯と宮武颯が抜擢
今回の再演で演出・振付を手掛けるのは、15年前の初演で主人公トキオ役を演じた良知真次である。俳優としてだけでなく、クリエイターとしても活躍の場を広げる良知が、新たな「アトム」の世界を創造する。
主演のトキオ役には、フレッシュな2人がWキャストで挑む。「デスノート THE MUSICAL」など話題作への出演が続く髙橋颯(WATWING)と、本作が初ミュージカル・初主演となる宮武颯(WILD BLUE)が、それぞれの個性で主人公を演じる。
島太星、平川結月ら、実力と人気を兼ね備えたキャストが集結

Ⓒミュージカル「アトム」製作委員会
主人公トキオの親友であるロボット・アズリ役は、ミュージカル俳優としても注目を集める島太星と、ミクスチャーユニット「SUPER★DRAGON」のメンバーである志村玲於のWキャスト。
ヒロインのマリア役は、『王様戦隊キングオージャー』で注目を集めた平川結月と、ミュージカル『暁のヨナ』で主演を務めた明音亜弥がWキャストで演じる。
さらに、木村来士、寺島レオン、田口愛佳(AKB48)、畑美紗起といった若手俳優から、飛龍つかさ、音くり寿、天寿光希ら宝塚歌劇団出身の実力派、柳瀬大輔、今井かなこら劇団四季出身のベテラン俳優まで、多彩なキャストが脇を固める。
ミュージカル「アトム」あらすじ
20××年、十万馬力のロボット「アトム」の時代は終わり、さらに進化したヒト型ロボットが、パワーを大きく制限され、人間への絶対服従を強いられている時代。
路地裏の倉庫では、ロボットだけの秘密のパーティーが開かれていた。お茶の水博士の最後の弟子である元科学者、神楽坂町子の屋敷で働くロボットのトキオと、その親友で心優しい看護師ロボットのアズリ。二人が創った歌は、自由を持たないロボットたちに生きる喜びを与えていた。
そこに、家出してきた人間の少女マリアと、工場から逃げてきたタケとエミが迷い込んでくる。ロボットと人間の若者たちの魂の叫びは、やがて互いの心を結びつける。しかし、マリアとアズリが惹かれあうことで悲劇が起き、元科学者のスーラは「殺人兵器として、十万馬力のアトムを甦らせよう」と扇動する。
アトムは甦るのか、トキオの決断は———。
公演概要
公演期間 2025年11月21日(金)~11月30日(日)
劇場 IMM THEATER(東京都文京区後楽1-3-53)
スタッフ
- 原作:手塚治虫「鉄腕アトム」
- 脚本・総合演出:横内謙介
- 演出・振付:良知真次
- 作曲:甲斐正人
キャスト
- トキオ:髙橋颯(WATWING)/宮武颯(WILD BLUE)(Wキャスト)
- アズリ:島太星(NORD)/志村玲於(SUPER★DRAGON)(Wキャスト)
- マリア:平川結月/明音亜弥(Wキャスト)
- ダッタン:飛龍つかさ
- エミ:音くり寿
- タケ:木村来士/寺島レオン(Wキャスト)
- ウメ:田口愛佳(AKB48)/畑美紗起(Wキャスト)
- 時計じいさん:柳瀬大輔
- ヘレン:今井かなこ
- 神楽坂博士:天寿光希
- スーラ:良知真次 ほか
チケット料金
- SS席:13,500円(特典付き)
- S席:12,000円
- A席:9,000円
- U-18チケット:4,500円
- ファミリーペアチケット:4,500円 ※全て税込み
チケット発売日
- オフィシャル先行(抽選):2025年10月6日(月)12:00~
- 一般発売:2025年11月1日(土)12:00~
公式サイト https://worldcode.co.jp/m_atom2025/
公式X (旧Twitter) https://x.com/musical_atom
※手塚治虫/手塚プロダクションの「塚」は、正しい表記は旧字体「塚」