LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は2025年9月18日、株式会社LDH JAPAN(以下、LDH)との戦略的パートナーシップ契約を締結したことを発表した。この提携は、6年に一度の祭典「LDH PERFECT YEAR 2026」を見据え、ファンコミュニケーションとエンターテインメント体験の革新を目的とするものである。

目次
なぜ今?パートナーシップ締結の背景
LINEヤフーは、アーティストやクリエイターがファンとの関係を深める機会を創出する「エンタメビジネスプラットフォーム」の提供を目指している。一方、LDHは「Circle of Dreams」というパーパスを掲げ、アーティスト育成から多様な社会貢献活動まで幅広く事業を展開しており、2026年には大規模な祭典「LDH PERFECT YEAR 2026」を控えている。
今回の提携は、LINEヤフーが持つメディアやテクノロジーと、LDHが持つエンターテインメントコンテンツを掛け合わせることで、ファンダム形成の新たな支援と「LDH PERFECT YEAR 2026」の成功を加速させることが狙いである。
AI活用からD.LEAGUE支援まで、具体的な取り組み
本パートナーシップでは、以下の4つの施策を皮切りに、多角的な展開が予定されている。
1. LINEヤフーのメディアを活用したファン獲得
「LINE広告」や「LINE公式アカウント」といったLINEヤフーの多様なメディアを活用し、大規模なプロモーションを展開。既存ファンへの情報発信強化に加え、新たなファン層の獲得を目指す。
2. 「LINEエンタメアカウント」による情報集約
近日中に「LDH PERFECT YEAR 2026」のLINEエンタメアカウントが開設される。ライブ、イベント、キャンペーンなど、祭典に関するあらゆる情報をこのアカウントに集約し、ファンとのダイレクトなコミュニケーションを活性化させる計画だ。
3. FANTASTICSがAIに!新たな対話体験の創出
LINEヤフーが提供するAIキャラクター対話サービス「AI Friends」に、アーティストとして史上初となる「FANTASTICS」が登場する。AIとの対話を通じて、メンバーの魅力を多角的に発信し、ファンとの新たな接点を創出する。実装は近日中を予定している。
4. LDH初のプロダンスチームを公式スポンサーとして支援
2025年7月に誕生した、LDH初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」参戦チーム「LDH SCREAM」に対し、LINEヤフーがオフィシャルスポンサーとして参画する予定だ。10月25日から開幕する25-26 SEASONにおいて、チーム運営やファンコミュニケーションの面から強力にバックアップしていく。
両社代表が語るエンターテインメントの未来
今回の提携に際し、両社の代表は以下のようにコメントしている。
LINEヤフー株式会社 上級執行役員 コーポレートビジネスカンパニーCEO 池端 由基氏 「日本のエンターテインメントを牽引してきたLDH JAPANという心強いパートナーと共に取り組めることを、心より嬉しく思っています。『LDH PERFECT YEAR 2026』がこれまでにない体験を生み出す特別な年となるよう、LDH JAPANの皆さまと共に挑戦できることを楽しみにしています」
株式会社LDH JAPAN 代表取締役会長 兼 社長CEO 五十嵐広行(EXILE HIRO)氏 「今回のパートナーシップは、LDHの歩みをさらに大きく前進させるものであり、アーティストやクリエイターがファンの皆さまと共に夢を描き、共に未来を創るための大切な一歩になると確信しています。『LDH PERFECT YEAR 2026』に向けて、これまでにない新しい体験を皆さまと分かち合えるよう挑戦を続けてまいります」
LINEヤフーは今後、LDHとの連携を足がかりに、テレビ局や動画プラットフォームなど、さまざまなエンターテインメント関連企業との連携を推進し、ファンとクリエイターの関係性を深化させるプラットフォームの構築を目指す構えだ。