劇団「阿佐ヶ谷スパイダース」が、長塚圭史の作・演出による新作公演『さらば黄昏』を2025年11月より上演する。公演は11月8日から30日まで東京・下北沢の小劇場 楽園で、12月6日には長野県のまつもと市民芸術館で行われる。
本公演では、より多くの人々が作品世界を深く体験できるよう、観劇だけでなく創作の現場に参加できる企画も用意されている。創作過程を間近で見られる「稽古場見学&ワークショップ」や、松本公演に一般から出演者を募集する企画が実施される。
目次
公演概要:阿佐ヶ谷スパイダース『さらば黄昏』
あらすじ
とある小さな村。2つのおかしな村の掟を守り、人々は暮らしていた。そこへ、還りの道中で故郷の村に立ち寄った男がいた。あの日以来、駐在としてこの村を守ってきた男と、過ぎ去った日々の記憶がざわつき始める。過去と現在が交錯し、男たちの黄昏が揺れ動く。
公演スケジュール
- 東京公演
- 日程:2025年11月8日(土)~11月30日(日)
- 会場:小劇場 楽園
- 松本公演
- 日程:2025年12月6日(土) 14:00開演
- 会場:まつもと市民芸術館 小ホール
出演者
中村まこと、李千鶴、大久保祥太郎、中山祐一朗(東京公演)、長塚圭史、村岡希美らに加え、西山斗真とすやまあきら、宮崎柊太と板崎泰帆、内藤ゆきと木村美月がWキャストで出演する。松本公演には松本庵路が出演する。
チケット情報
- 東京公演(全席自由席)
- 一般:6,000円
- 開幕割:4,000円(11月8日・9日の回のみ)
- U25:3,000円(25歳以下、要証明書)
- ギフトチケット:6,000円
- 松本公演(整理番号付き自由席)
- 一般:4,000円
- U25:2,000円(25歳以下、要証明書)
チケットは「阿佐ヶ谷スパイダース」公式サイトのほか、イープラス、チケットぴあ、カンフェティなどで販売される。
観るだけじゃない!参加できる関連企画
今回の公演では、創作の現場を体感できる二つの特別企画が用意されている。
稽古場見学&ワークショップ
『さらば黄昏』の稽古場が公開され、演出づくりを間近で体験できる。劇団員と共に創作の現場を体感できる貴重な機会だ。
- 開催日時
- 10月15日(水) 17:00~20:00(稽古場見学)
- 10月18日(土) 14:00~17:00(稽古場見学)
- 10月19日(日) 13:00~16:00(ワークショップ)
- 場所:神奈川県内某所(武蔵小杉駅からバスで15分)
- 参加費:3,000円
- 定員:各回20名(応募多数の場合は抽選)
- 申込:専用フォームから申し込む。締切は各開催日の数日前となっている。
松本公演の出演者募集
12月6日の松本公演では、一般からの出演者を募集する。プロの俳優と同じ舞台に立てるまたとない機会であり、演技経験は問わない。
- 募集役柄:十名程の住民役の一人として一場面に出演し、ごく短いセリフがある。
- 応募条件
- 18歳以上、演技未経験者歓迎。
- 12月4日(木)・5日(金)の稽古と、6日(土)の公演本番に参加できること。
- 自前の普段着を衣装として着用できること。
- 応募締切:10月31日(金) 23:59
- 選考方法:1次・書類選考、2次・ZOOMによる面談(11月16日実施予定)。
- 申込:専用フォーム、電子メール、郵送で応募可能。
多様な観客に応える観劇サポート
東京公演では、より多くの観客が楽しめるよう、様々なサポートが実施される。
- プレトーク:一部公演の開演前に実施。
- バックステージツアー:毎公演の終演後に実施。
- 視覚障がい観劇サポート:11月22日(土)と23日(日)の13時開演の回で実施。舞台上で起きていることをリアルタイムで説明する音声ガイドが提供される。
これらの企画や公演の詳細は、『さらば黄昏』特設サイトで確認することができる。